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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

G大阪戦マニアック分析

2014-11-23 22:37:33 | 浦和レッズ
前の文章がまるで落ち着いてなかったので、少し冷却期間を置きましたが、ようやく毎度恒例のマニアック分析を書く気分になりました。G大阪の攻撃はパトリックを前に残して宇佐美が自在に引いて得意なドリブルを見せる形でした。これに対する浦和の守備は、パトリックを槙野が見て、宇佐美はボランチに任せました。

スピードも高さもあるパトリック番は困難な任務だったと思いますが、槙野はよく対応したと思います。スピードに対しては正確に体を入れて止め、ヘディングも常に体を付けてバランスを崩す守備をしていました。前半終了間際に裏に走られてヘディングされて、西川が止めた決定機以外は、十分パトリックを止めていたと思います。

また、宇佐美も苛立って下がり始めるなど、無失点なら負けることはないという考えは実践していたと思います。このゲームのポイントになったのは、リンスの投入です。敵将長谷川監督は、後半勝負を意図したコメントは残していましたが、ストロングポイントの宇佐美やパトリックを躊躇なくベンチに下げた采配には驚きました。

リンスはあまり使われていない選手なので、特徴が浦和サイドに知られていなかったかもしれません。運動量が多く、トップ下周辺の広い範囲を動き回ったリンスに、浦和サイドは幻惑されました。次の大森out倉田inは予想通りですが、パトリックout佐藤inは長谷川監督の落ち着きを示しました。

引き分けでは厳しいG大阪なので、無理して攻めに出る交代をするのではと予想していました。そうしてくれれば、関根や李を走らせるカウンターも狙えます。しかし、2トップの形を変えず、普通に攻めたことが浦和の落ち着きを失わせたようです。

それが、浦和が一見ボール支配率が高くても、実際は槙野や森脇が上がっている、カウンターに弱い形を取ってしまいました。失点のきっかけになった柏木のFKも、本当に引き分けでいいと考えるなら、コーナーに持ち出してキープでも良かったです。

対応の効いていないリンス、カウンターの備えができていない最終ラインという必然的な要素が揃った故の敗戦です。もちろん、選手が話すように、まだ首位に立っているのは浦和です。次の鳥栖戦で勝てば、この敗戦は取り返せます。サポは期待しようと思います。
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日本国宝展

2014-11-23 21:33:53 | 雑記
浦和レッズ敗戦で気落ちしているのは私らしくないと、思い立って上野の東京国立博物館まで日本国宝展を見に行ってきました。今回は仏教美術がテーマで、法隆寺の玉虫の厨子や菩薩像、経典、金印、土偶、土佐日記の写しなどを見てきました。館内はこういうものは大抵撮影禁止なので、写真はありませんが、これらの展示物はほとんどが1000年近い時間を経過しており、日本が古くから記録好きで高度な文化を持っていたと、歴史に誇りを持つきっかけになりました。

日本史の勉強では、歴史遺産は写真で見るので、大きさがわからないですが、こうして実物を見ると当時習った記憶がリアルに、実体験を伴って戻ってきます。土偶はバービー人形くらいの大きさですし、玉虫の厨子は人の背丈よりちょっと大きく、金印は吹けば飛ぶほど小さいです。金印は福岡の志賀島で、漁民が偶然土の中から発見した、日本考古学史上最大の奇跡と言われています。確かに、こんな小さいものが見つかるのは奇跡だなと、大きさをリアルに見ると実感できます。

しかし、この展示会は混んでいます。私も入り口で90分ほど待たされたので、豪州戦のブログネタ一本書けました。そのため、上野公園を散歩したり六義園に行ったりするような寄り道はできず、ただ往復するだけで終わりでした。そのため、写真は往復の道沿いですが、それでも面白い写真は撮れたので載せます。



国立科学博物館のD51機関車です。



同じく国立科学博物館のシロナガスクジラの模型です。



行列待ちで暇なので撮った、東京国立博物館内の銀杏です。



上野公園の銀杏です。



スカイツリー(昼)です。



スカイツリー(夜)です。
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研究してきた豪州(11/18日本対オーストラリア)

2014-11-23 15:22:53 | ワールドサッカー
浦和の記事はやはり優勝が持ち越しになったショックがあるので、落ち着くまでマニアック分析は少し待ち、今日は今更ながら日本代表のオーストラリア(以下豪州)戦のネタです。豪州は2試合入れることが可能なこの国際Aマッチ週間に、あえて日本戦1試合しか入れず、早めに来日して日本対策を練っていました。

その工夫は前半の戦いぶりに現れていました。日本が長谷部をアンカーに置いている脇のスペースが豪州の狙いどころでした。4-3-3でも、ボランチタイプを3人並べるチームもありますが、日本はサイドのMFが香川、遠藤と攻撃的なタイプなので、長谷部の横をカバーするまでは戻って来られないことを予想していました。

豪州は4-3-3で、ジェディナック(15番)をアンカーに置いて後ろを落ち着かせ、サイドのMFマッカイ(17番)と21番、右FWレッキー(7番)、左FWトロイージ(14番)の4人が入れ替わりながらそのスペースに進出して、パスを回し、前半は豪州ペースでした。昔の豪州のようなパワーサッカーのイメージとはだいぶ違う印象でした。

ただ、豪州はエースストライカーのケーヒル(4番)が負傷の影響でベンチスタートでした。3トップの真ん中に入ったのは、日本とのW杯予選では右MFだったクルーズ(10番)でした。その影響は間違いなくあったと思います。サイドに出してスペースを狙うまでは豪州のプラン通りでしたが、受ける選手がいなかった印象です。

これに対し、アギーレ監督は前半の途中で遠藤と長谷部のダブルボランチに変更して、遠藤に攻撃参加を免除して中盤を落ち着かせる策に出ました。これが成功しました。日本のボール支配率は上がり、さらに後半の頭に遠藤に代えて今野を投入したことで、豪州が中盤のスペースを使えなくなりました。

しかも、投入したばかりの今野が、セットプレーで先制のヘディングを決めるなど、この日のアギーレ采配は冴えていました。4-2-3-1はザックジャパン時代に慣れ親しんだ戦術で、しかもメンバーの多くが当時の経験者で、消化するのは早かった印象です。

また、森重のドリブルは豪州は知らなかった可能性が高いです。あそこでドリブルしているのは誰だ?と豪州が慌てていたことが、マークを遅らせ岡崎の2点目につながりました。最後に途中出場のケーヒルに1点返されたのは課題ですが、アジア杯連覇を狙うためには大きな勝利だったと思います。
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無理する必要はなかった(11/22浦和対G大阪)

2014-11-23 10:21:56 | 浦和レッズ
昨日は埼玉スタジアムに行っていました。浦和のストロングポイントはアウトサイドの平川、宇賀神なので、G大阪がこの二人に対しどういう手で来るかは最初の注目ポイントでした。G大阪は右サイドハーフに阿部、左サイドハーフに大森を起用してきました。

この阿部と大森がどういう位置にいるかが注目でしたが、ボランチの遠藤、今野とほぼ同じ高さにいて、浦和対策の常套手段である2ラインコンパクトサッカーでした。特に阿部は宇賀神とやりあっていて、浦和のアウトサイドは消してやるという気持ちはスタンドから感じられました。

もちろん、数的同数を確保できる5バックとは違うので、2ラインコンパクトサッカーの相手には速いサイドチェンジが通用するデメリットはあります。そのため、右の平川は何度も使えていました。もっとも、G大阪は前半は0-0でいいという慎重策で、8人で宇佐美とパトリックだけ前に残す考え方だったので、平川は何度上げてもクリアされてしまいました。

このG大阪の慎重策で、浦和の1トップの李は前後左右を挟まれてしまって身動きが取れず、一度だけG大阪最終ラインに仕掛けて得た決定機は、柏木がシュートを打たないという消極さで逃します。それでも、浦和は相手が出てこないなら、引き分けでもいいサッカーをしても良かったと思います。

昨日の敗因はまさにそこで、浦和は点が取れないと、DFの森脇や槙野が上がってきてキープ率を上げようとするサッカーをしてきます。昨日に関しては、攻撃陣の出来が良くなかったので、ゼロに抑えれば成功という考え方で行くべきだったと思いますが、勝って決めたいという意識が強すぎたと思います。

決勝点になった佐藤のゴールは、浦和のFKからのカウンターでした。運動量の多い途中出場のリンス‎にかき回されていた浦和は、フィードがDFに当たって偶然リンスのところにこぼれるという不運はあったにせよ、残り2分で同点で、引き分けでもいいチームにしては軽率で、後ろの枚数が足りていませんでした。

リンスに直接対応したのは関根でしたが、彼の場合は守備力の不足は承知で攻撃を買って起用しているので仕方ないとしても、もう少し引き分けを意識した戦いはできなかったのかと悔やまれます。

まだ全然書き足りないので、残りはマニアック分析で書きます。

試合前の練習で何枚か写真を撮ってみました。

西川周作選手です。

柏木選手、興梠選手です。

青木選手です。

サブ組のパス回しです。真ん中にいるのは永田選手です。
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