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Kobby loves 埼玉&レッズ

埼玉と浦和レッズを愛する管理者のブログです。

面白いように空く(3/12浦和対ムアントン)

2013-03-14 18:39:02 | 浦和レッズ
ムアントンのヨカノビッチ監督は浦和の弱点は見つけたと強気でした。ただ、彼がJリーグを見ているかどうかは微妙で、もし広州戦しか見ていないとすれば浦和を過小評価した可能性も考えられます。浦和の課題は守備から攻撃に切り替わるときで、そこで速い攻撃をすれば浦和相手に十分戦えるとヨカノビッチは考えたと思います。

しかし、広州戦では十分に発揮できなかった浦和のストロングポイントはあまり研究していなかったように見えます。それは4バックの相手には浦和の両アウトサイドが面白いように空くことです。特に今回はアウトサイドに平川と関口という身体能力で勝負するタイプを起用したので、ムアントンのDFは対応が効いていませんでした。

確かに浦和は数的不利の相手をなかなか攻略できず、追加点を入れたのが後半20分過ぎだったのは反省材料ですが、負ける気はまったくしない試合でした。ムアントンは1トップのティーラシル(10番)を残して2ラインをコンパクトに引こうとしていましたが、予想通りセットプレーで先制点を柏木が取って、浦和は無理する必要はなくなりました。

ムアントンの外国人選手はCBのキム・ユジン、ボランチのコートジボワール人、攻撃的MFのリンツがいましたが、皆上背があり、パワープレーのごり押しは効かなそうな相手です。しかし、ゴール前で細かく動けばマークは外せる相手で、決まらなかったものの那須がフリーでヘディングシュートを放ったあたりはアウェイでも使える手だと思います。

この試合は味方としては初めて見る、関口と那須を中心に見ていました。関口は点も取りましたが、売り物は瞬間的なスピードで、短い距離の方が得意なタイプです。槙野が攻撃参加しているときは自陣に帰って守備をすることもできます。

那須はポジショニングが的確でした。浦和は攻撃時は4-1-5に布陣を組み換えるので、その「1」に入る那須は重要な位置ですが、相手のプレッシャーを受けにくい位置にポジションを取っているので、DFラインは安心してパスを出せます。鈴木啓太のように流れの中で点を取るダイナミックさはなさそうですが、十分に戦術を理解しているところはさすがベテランです。ミシャのサッカーは頭が疲れると昨年のキャンプでは話していた選手もいましたが、今年の新戦力はビデオなどで十分勉強してきたようで頼もしいです。
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