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Kobby loves 埼玉&レッズ

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3バックと4バック

2009-07-13 18:39:00 | ワールドサッカー
10年ちょっと前、戦術といえば日本代表のそれが頭にあった頃、3バックは守備的で4バックは攻撃的という言われ方をしていました。当時の加茂監督が4バックを3バックに変更するときに攻撃的MFを一枚下げてCBタイプを投入したからです。

後に加茂監督の後を継ぐ岡田監督が、攻撃的な4バックに戻して攻める姿勢を思い出させ、見事初のW杯出場に導きます。しかし、W杯本大会ではアルゼンチンやクロアチアから勝ち点を取るには守備的に入らざるを得ないという判断で、また3バックが導入されて3戦全敗という結果に終わります。

しかし、あれから10年以上Jリーグやトヨタ杯で来日した海外チームなどの戦術を見ていると、攻撃的な3バックもありますし、守備的な4バックもあります。攻撃的な3バックの代表格はトルシエ監督の率いた日本代表ですが、そのちょっと前にトヨタ杯で見たドルトムント(ドイツ)のサッカーがそれに似ていました。

当時の日本代表や韓国代表のサッカーは、3バックのリベロはしっかり後ろにポジションを取っていました。オフサイドは取りに行かず、しっかり相手2トップに対して2対1の形を作るものでした。

しかし、当時のドルトムントは「これが3バック?」と思う程の高い最終ラインを引き、ストッパーが攻撃参加してリベロが横に回ってカバーする柔軟性を備えていました。それがトルシエジャパンで現実になって、正直嬉しかったです。

守備的な4バックはまずはJリーグで見ました。2003年当時浦和のエメルソンの個人能力を封じるために、当時大分の監督だった小林伸二監督が取った手が4バックを全員守備専念にさせる方法でした。この相手に浦和は苦戦して、先制点も奪われてしまいましたが、エメルソンのFKが壁の下を抜ける幸運もあって逆転勝利を収めます。

もっと極端な例は去年のクラブW杯に出ていたLDUキト(エクアドル)です。このチームを見てリトリートという概念がよくわかったほどで、4バックを守備専念にするばかりではなく、ダブルボランチと両サイドハーフまで含んだ8人で引くことも辞さない戦法です。

このやり方には、あのマンUもてこずったほどで、J1では山形がこのやり方で序盤戦に勝ち点を稼ぎました。やはりサッカーはそのチームの能力に応じた、勝つために最適な方法があるもので、それを見ることが私にとっては大いなる楽しみです。
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