ちょっと古い話題ですが、大相撲春場所は横綱白鵬の全勝優勝に終わりました。多くの方が両横綱の力が抜けていることには気付いておられたと思いますから、何とか全勝同士で千秋楽で直接対決するところを見たいと思っていたと思いますが、戦後に大相撲が15日制になって以来、千秋楽の全勝対決というのはわずか4回しかありません。
栃錦対若ノ花(初代)が1回、柏戸対大鵬が2回、千代の富士対隆の里が1回と、名前を聞くだけで相当のメンバーです。これほどの大横綱でも生涯に一度あるかどうかなのですから、それがいかに難しいことかわかります。今場所に関しては、朝青龍の初黒星がつくのが予想外に早かったことが白鵬の独走につながりました。
大関になっているため、横綱を倒すことはもう殊勲の星ではありませんが、日馬富士が先場所は白鵬を倒して盛り上げましたが、今場所は朝青龍を止めました。日馬富士にはスロースターターという大きな弱点があるため、なかなか優勝を争うところまではいきませんが、上位を張れる実力はあることを証明しました。
この結果として、朝青龍の気持ちが切れるのも想像以上に早かったです。朝青龍は確かに11勝4敗というのは彼にとってはふがいない成績になりますが、結構精神的にムラがあるタイプなので、こういうことは起こりうるとは思っていました。ただ、それは白鵬の価値を下げるものではなく、最後まで完璧に相撲を取りきったのは白鵬一人でした。
その結果、白鵬は10回目の優勝の年少記録で、なんと第3位ということになりました。上にいるのは大鵬と貴乃花だけという、これも驚異的な記録で、若き日の朝青龍の記録も塗り替えました。下から強力なライバルが現れそうもない今、白鵬時代は想像より早く来るかもしれません。
それ以外の力士では、千代大海が皆勤の大関としてはワースト記録になる2勝13敗という惨敗を喫しました。わき腹のテーピングは痛々しかったですし、糖尿病という話も聞きますが、大関は来場所勝ち越せば地位を守れる可能性も残ります。本人の気力次第だと思いますが、場合によっては来場所の土俵に上がらない可能性もないことはありません。
魁皇は終わってみたら8勝7敗というのは、残念ながら予想通りですが、彼の場合は36歳という年齢を考えたら上位全員と当たる地位を維持するだけでもすごいことです。どこまで取ってくれるかは、彼の場合も気力次第でしょうが。
栃錦対若ノ花(初代)が1回、柏戸対大鵬が2回、千代の富士対隆の里が1回と、名前を聞くだけで相当のメンバーです。これほどの大横綱でも生涯に一度あるかどうかなのですから、それがいかに難しいことかわかります。今場所に関しては、朝青龍の初黒星がつくのが予想外に早かったことが白鵬の独走につながりました。
大関になっているため、横綱を倒すことはもう殊勲の星ではありませんが、日馬富士が先場所は白鵬を倒して盛り上げましたが、今場所は朝青龍を止めました。日馬富士にはスロースターターという大きな弱点があるため、なかなか優勝を争うところまではいきませんが、上位を張れる実力はあることを証明しました。
この結果として、朝青龍の気持ちが切れるのも想像以上に早かったです。朝青龍は確かに11勝4敗というのは彼にとってはふがいない成績になりますが、結構精神的にムラがあるタイプなので、こういうことは起こりうるとは思っていました。ただ、それは白鵬の価値を下げるものではなく、最後まで完璧に相撲を取りきったのは白鵬一人でした。
その結果、白鵬は10回目の優勝の年少記録で、なんと第3位ということになりました。上にいるのは大鵬と貴乃花だけという、これも驚異的な記録で、若き日の朝青龍の記録も塗り替えました。下から強力なライバルが現れそうもない今、白鵬時代は想像より早く来るかもしれません。
それ以外の力士では、千代大海が皆勤の大関としてはワースト記録になる2勝13敗という惨敗を喫しました。わき腹のテーピングは痛々しかったですし、糖尿病という話も聞きますが、大関は来場所勝ち越せば地位を守れる可能性も残ります。本人の気力次第だと思いますが、場合によっては来場所の土俵に上がらない可能性もないことはありません。
魁皇は終わってみたら8勝7敗というのは、残念ながら予想通りですが、彼の場合は36歳という年齢を考えたら上位全員と当たる地位を維持するだけでもすごいことです。どこまで取ってくれるかは、彼の場合も気力次第でしょうが。