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決定的な仕事(山田直輝)

2009-03-16 18:46:02 | 浦和レッズ
フィンケサッカーの宿命として、後半20分ほどから運動量が落ちるというものがあるので、ベンチが交代カードをいつ切ってくるかは極端な話、浦和の勝敗を分けることもあるはずです。今回のフィンケ采配で大正解だったのは、山田直輝の投入だったと思います。

山田直輝はユース時代はボランチでしたが、高円宮杯で得点王になるほど、攻撃力に自信のあるタイプでした。昨年、4-0とリードしたアウェイの京都戦で既にリーグ戦デビューは果たしていますが、このときはボランチとして守備ができるポジションを取るだけで手一杯なようでした。

また、山田直輝は小柄な選手なので、フィジカルをもっと上げてカボレあたりがカウンターで上がってきても体で止められるようにならないと、まだまだボランチとして鈴木啓太や阿部勇樹の代わりに使うのは厳しいでしょう。

しかし、今回はフィンケ監督がうまい使い方をしました。基本はトップ下で、動き回って中盤の空き始めたスペースを埋めるのが役割でしたが、FC東京側の事情もあってうまくはまりました。FC東京は一点ビハインドでしたから、本来ならば守備に専念させたい今野にある程度攻撃の役割も与えていました。

もし、同点の場面で投入されたら、今野に付かれてしまうと完封されるリスクもありましたが、それがなかったことで、結構いい位置でボールを持てていました。まだまだ、全てのボールをしっかりキープできる域には達していませんが、見事にアシストという結果を残したのは大したものです。

この場面は意表を突く坪井の左サイドのドリブルから始まっていますが、その動きをよく見て、中盤のフリーな位置にしっかりポジションを取っていた山田直輝はさすがです。また、直接ミドルシュートを狙うことも可能な位置でしたが、FC東京のDFが二枚寄せてきたため、引き付けてポンテへのパスに切り替えたのも正しい判断でした。

決めたポンテの実力はもちろん認めていますが、その過程に若い選手が絡んだことに価値があります。山田直輝が浦和のスーパーサブと呼ばれる日は近いような気がします。
コメント (6)
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