こばとの独り言

ひたすらに趣味を語るブログ。
【18禁の記事もある為、閲覧は自己責任でお願いします】

ファイナルファンタジー16 クリア後の感想

2023年07月01日 18時34分55秒 | 一般ゲーム

FFシリーズ最新作FF16をプレイしてみました。

FFナンバリングタイトルの完全新作を発売日からプレイするのはFF13以来です。
FFシリーズはFF10-2以降は微妙な評価が多くなりましたが、今回はクリスタルや召喚獣など歴代シリーズで馴染み深いものが物語の中心になっているということで期待してました。
ただ、アクションRPGになってしまっているというのが懸念事項ではありました。
それでは1つ1つ感想を述べていきます。

1.ストーリー
FFシリーズと言ったらなんと言ってもストーリーです。
今回はクリスタルや召喚獣などSFC時代までのFFシリーズでは馴染み深いものが物語の中心になっており、現代っ子だけじゃなく古のファンをも意識したものになっていてこの点は良かった点だと思います。
ただ、年齢制限(17歳以上)が付いている分、グロい部分が割とハッキリ描写されるようになっていて、ベアラー(クリスタルの欠片が無くとも魔法が使える人間)に対する人種差別描写(暴言・暴力や虐待など)も多く、全体的に暗めな話になっているので、このあたりは好き嫌いが分かれそうです。まぁとはいってもグラフィックがリアルになった分、強くそう感じてしまう部分はあるかなと。FF2の頃から暗めな話はありましたしね。
でも、ボス戦前後は胸が熱くなるシーンが多く話が盛り上がったし、クリスタルや召喚獣に関する話が中心なので、ドット絵時代のFFが好きな自分にとってはストーリーは面白くて好きな内容でした。
まぁエンディングのシーンは何とかならんかったのかなーと思いますけどね!!!!!!(爆)
ちなみに、サブクエストを見る事でより世界観を深堀り出来るので、都度サブクエをクリアしながらプレイする事をオススメします。

2.バトルシステム
個人的にはRPGからアクションRPGへ変わった事が今回のFF16における最大の懸念事項でした。自分はアクションとかシューティングが苦手だからRPGやシミュレーションなどのジャンルをプレイしていたので。
でも、実際にプレイしてみると、序盤~中盤にかけてはオート系のアクセサリを装備しとけば(少なくともオートアタックとオートスローの2つ)アクションが苦手な人でも何とかなると感じました。終盤は流石にちゃんと敵の攻撃を見極めないと厳しくなってきますが、ゲームオーバーになってもある程度ボスのHPが減ったところからリトライできたりしますし、アクション苦手な人にもきちんとフォローがされています。どうしても勝てなければオートドッジやオートポーションを付ければ自動で回避&回復してくれますし。あ、自分はオートドッジ&オートポーションは使わずとも済みましたw
また、ザコ戦は無双シリーズをプレイしているかのように敵を一網打尽に出来るので爽快感があります。ザコ戦では爽快感を、ボス戦ではテクニックを楽しむという形になっています。自分はオートアタック&オートスローを付けていたのでほぼテクニック無視でしたが、装備品やアビリティの組み合わせ次第で色々な楽しみ方が出来るし、敵の強さを変えずに装備品で難易度を変えられるという手法を取ったのは良い事だと思います。まぁクリア後は敵の強さも上げられるんですどね。アクションが得意な人は2周目が本番だと言って良いでしょう。スコアアタックなどもあるので、アクション関連ではクリア後のお楽しみ要素が多くなっています。
召喚獣バトルはド迫力なバトルが展開されますが、こちらはほぼイベントバトルのようなもので、操作して戦う部分もあるものの、ムービーシーンを織り交ぜながらQTEをやっていく感じがほとんどです。ただ、タイタン戦やバハムート戦はかなりの長丁場で操作が必要な場面が多々出てくるので、アクションが苦手な人には苦労するかもしれません。
とりあえず、レビューで「ボタン連打してるだけで勝てる」というような事を言ってる人は実際にプレイしてないか、他人のプレイ動画を見てるだけの人と思われるので、そういった人の意見は無視していいでしょう。
ただ、残念な点を挙げるとすれば、やはり弱点属性や状態異常がなくなってしまったことで、敵の属性など気にせずテクニックを駆使して攻撃&回避するアクションゲームになってしまった点ですね。敵の弱点を突いて大きなダメージを与えたり装備品で属性攻撃や状態異常を防いで楽に戦ったりというRPG的なバトル要素を一切排除してしまった事です。まぁアクション苦手だと弱点や状態異常を気にして戦ったりする事は難しいので、そういった理由で排除したのかなとは思いますが。

3.育成システム
従来のレベルアップシステムはそのままで、他にはアビリティポイントを各アビリティに振り分けるというシンプルなもの。
ラストバトルを除いてずっと一緒にいるトルガルはストーリー進行で自動的に強くなるし、主人公のクライヴ自身もアビリティのレベルアップをするだけなので(しかもアビリティの数が少ない上に1つか2つ上げるとMAXになってしまう)、RPGのお楽しみ要素の1つでもある育成の楽しみはほぼありません。つまり、育成がつまらんってことですね。まぁ自分自身のアクションの腕を磨くというのが1番楽しみな育成システムということになりますかね(爆)
聖剣伝説3TOMやFF7Rのように操作キャラを切り替えできたりすると育成面もキャラ毎に色々考えられて面白かったと思うんですが、ストーリー的にクライヴ&トルガルのみというパターンが多かったのでこのあたりは仕方ないのかなー。
ジルを育成したかった(;´Д`)

4.フィールド&ダンジョン
ストーリーメインというだけあって基本的に一本道。ダンジョン系は本当に一本道で、探索するというRPG的な楽しみは殆ど無くて、敵をバッタバッタと倒していくアクション的な楽しみしかありません。
ダンジョンではマップが出ませんが、そもそもマップが必要なほど広くないし、ほぼ一本道なので無くても困りません。
フィールドはそこそこ広くマップも用意されてますが、行ける場所が少ないので、こちらも探索する楽しみがあまりありません。
そもそも探索する楽しみの1つでもある宝箱自体が少ないし、中身はほぼ素材系しか入ってないので、とりあえず開けておくかという感覚しかないです。昔のRPGみたいに強い装備品とか入ってたりすると宝箱を探す楽しみはあるんですが、素材で装備品が作れる系のRPGはそういった楽しみが無くなってしまうのが残念ですね。まぁそもそも今回のFFはRPGではなくほぼアクションメインのアクションRPGですけどw

5.音楽
音楽にはあまり詳しくないので曲の解説は無理ですが(笑)、今回はプレリュードやFFシリーズのメインテーマのアレンジが要所要所で使われており、古のファンをニヤリとさせる演出が多かったですね。
何よりバトル曲が多くてしかもカッコイイ。バトル曲が好きな自分としては今回の音楽はすごく良かったと思います。サントラは買うつもりです!

6.グラフィック
FFシリーズといったらストーリーの次に気になるのがグラフィックですね。これに関しては綺麗だったと言うしかありませんw
ムービー画面とゲーム画面の区別が本当につかなくなってきたなーって感じです。FF10の頃にもそう思ってたような気がしますが(爆)
キャラの口の動きに関しては英語に合わせてあるらしいので日本語だと合わない部分はありますが、洋画を吹き替えで観てると思えばいいのではないでしょうか。というか、個人的にはそこまで気にならなかったです。
それと、体験版では言われていた「暗い」という部分ですが、確かに体験版のフェニックスゲートあたりは特に暗く感じたものの、明るさを最大にすると普通に見えるようになるし、そこを過ぎればあまり暗い場所もなかったかなっていう感じです。ああ、その直後の砦攻略の時も少し暗かったかな。でも、序盤に暗い場所が多かっただけで、それ以降はそうでもなかったので、この点はそれほど懸念することはないでしょう。暗い場所ではコンフィグやTVの方で明るさ調整してねっていうくらいw

7.キャラ
トルガル可愛い(*´ω`)

トルガルいいね~、撫でてあげることも出来るので、ボス戦後など強敵を倒した後は必ず撫でてあげました。小さかった頃が特に可愛いですが、大きくなった後でも十分に可愛い。飼いたいですw
あとはジルですね。少女時代が可愛くて好きです。大きくなった後は超美人になってました。銀髪少女も良いものだ。クライヴの役に立とうと頑張る健気な姿も良かったです。
それと個人的には薬売りの少女キエルも気に入ってます。この子も可愛い。最後はどうなったかの描写はありませんが、まぁディオンの側近が守ってくれてるはずなので大丈夫でしょう。
他にはバイロン叔父さんが良い味だしてたかなー。トラブルメーカーっぽい感じ雰囲気を持ってますが、どこか憎めないおじさんでしたw 死にそうで死ななかったし、お調子者だけど意外と強かったですねw

8.まとめ
アクション全振りな分、RPG的な楽しみがあまり無かったのが残念でした。アクション好きにはオススメかと思いますが、そういう人には逆に話が長すぎるという点が難点になりますかねw
でも、ストーリー&音楽&グラフィック&キャラはとても良かったし、特にストーリーや音楽に関してはFF10-2以降では1番良かったなーって印象です。何より、黎明期~全盛期のFFを彷彿とさせる演出が多かったので、昔のFFシリーズのファンとしても楽しめました。
アクションに苦手意識を持っているFFファンでも、そういう部分はシステム面でフォローされていてストーリーだけ楽しみたいならオート系アクセサリを装備すれば問題ないですし、PS5を持っているならばプレイしても損はないのではないかなって思います。
ただまぁ、やはりコマンドバトル制の普通のRPGのFFがやりたかったという思いはありますが!!!


コメント    この記事についてブログを書く
« 【ミンサガリマスター】 極... | トップ | ドラクエの思い出 その1 作... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

一般ゲーム」カテゴリの最新記事