3人目は星詠ましろでした~(*'∇')
星詠ましろ キャラクター紹介
天才魔女の1年生。庭園部所属。二葉好奏とは仲良しでいつも一緒にいる。口数はそう多くはないが感情は豊か。普段他人に対してあまり興味を示さないが、レアな魔導師である育実に対しては興味津々。愛称は“ましろん”(春ハルが付けた)。
魔女だった祖母(故人)のことが大好きなお婆ちゃん子で、その影響もあって子どもの頃から精霊魔法を習っている(尚、母親は魔法が使えないため、ましろとはそういう話をしない)。特に占いが得意。よく当たると評判で、休み時間になると彼女の占い目当てで行列が出来るほどに人気がある。又、精霊アンテナという特技もあり、精霊であるかどうかの判別や精霊の居場所を見つけたりすることができる。
いつも“バステト”という名の猫を頭の上に乗せているが、バステトは精霊であるため普通の人には見えない。
星詠ましろ編 あらすじ
文化祭が終わった後、風祢の計らいによりましろと2人になった育実は、ましろを後夜祭に誘います。後夜祭の会場に来たものの、まだ少し時間があったため、休憩しつつ、育実はましろに改めてバステトのことについて聞きます。バステトは元々は祖母の使い魔でした。元は立派な猫の高位精霊で今とは全然違う姿でした。祖母はましろの魔法の先生であり、祖母から色々と教わり、祖母から教わったことは大事なことばかりで、どれもましろにとっては忘れられないものでした。ましろが好きという祖母に会ってみたいと育実はいいますが、1年前に他界していることをましろから聞かされると、謝ります。しかし、ましろは知らなかったことだし、それに会ってみたいと言ってくれたことは嬉しいとフォローします。ましろは話を続け、バステトは祖母が亡くなったときに一度精霊の種に戻りましたが、ましろの魔力で再び芽吹き、今の姿になったと言います。ましろは祖母の話を嬉しそうに話しつつも、寂しそうな表情を見せていたため、バステトも心配している様子で、育実もバステトと同じことを感じていました。自分は別れを怖がっているのに、ましろには祖母との別れを思い出させてしまったと自己嫌悪に陥りますが、ましろはそんな育実に対し大丈夫だよと言って育実の頭を撫でるのでした。
祖母が亡くなったことで、魔法の話が出来る人も、魔法のことで褒めてくれる人もいなくなってしまったましろ。しかし、庭園部で祖母がいた頃と同じような雰囲気で過ごすことが出来るようになったため、庭園部は彼女にとって特別な場所になっていました。そのため、庭園部にいるときのましろは普段よりも笑顔でいる時間が増えていました。そんなある日のこと、ましろはヴィヴィットに祖母との思い出の茶葉を買うため、育実たちについていきますが、ヴィヴィットに着くと、店内がいつもと違う雰囲気でオルゴールが鳴っていました。アウシュリーは何となくましろが来るだろうと思って出してみたと言い、このオルゴールがましろの祖母とお揃いで作ったものだと教えます。しかし、ましろは、そのアウシュリーとお揃いというオルゴールのことは祖母から聞かされてもいないし見たこともありませんでした。アウシュリーは祖母の持っていたオルゴールは落として無くしてしまったと聞いていたようですが、その言葉にましろは疑問を感じます。祖母ほどの魔女であるならば、落し物くらいは精霊魔法ですぐ探せたはずなのに、何故見つけていないのかということでした。何か探せない理由があったのか、そのことが気になったましろは、祖母のオルゴールを探したいと言い出し、育実も春ハルもそれに協力することにします。その後、風祢たちに事情を話してしばらく部活を休むことを連絡すると、風祢はそれなら私達にも手伝わせてと言い出します。精霊魔法で探し物をするなら練習にもなるし部活の一環にできるからと。
それから庭園部全員でオルゴール探しをしますが、街の至るところに祖母の遺した魔法陣があり、そのどれも人と自然の調和がとれた素晴らしいもので、ましろの祖母が凄い魔女であったことは分かったものの、肝心のオルゴールは見つかっていませんでした。そんなある日のこと、この日は祖母の反応が極めて小さい住宅街に行きましたが、途中でバステトが何かに反応して飛んで行ってしまったため、育実たちは慌てて追いかけます。バステトが飛び込んでいったのはとある一軒家で、そこからアウシュリーが持っていたオルゴールと同じ音色が聴こえてきました。先ずはその家の人に話を聞かないと分からないということでお邪魔しますが、オルゴールを縁側で聴いていたのは1人の老人でした。育実たちは事情を話すと、老人はこのオルゴールは若い頃、ある女性から貰ったもので、しばらくしまっていたけど、最近ふと昔を思い出して、音色を聞きたくなって取り出したと話します。そして、育実たちに自分の昔の話をします。老人は若い頃に心臓の病気で倒れ、生死の境を彷徨ったことが多くありました。ある日、庭で花を見ていたところ再び発作が起こったものの、その日は家に誰もおらず、死を覚悟しました。そんな時、若い女性が突然現れ、介抱してくれました。そして、発作で苦しんでいるところを落ち着かせるためにオルゴールの音色を聴かせてくれました。すると心臓の発作は治まり、いつの間にか眠っていました。眠りから覚めると女性はいませんでしたが、手元にはオルゴールが残されており、その後はそのオルゴールが心の支えになって難病を乗り越えました。
育実たちはその老人の話を聞いて、恐らくましろの祖母が治癒魔法をかけ、この人を落ち着かせ勇気づけるためにもこのオルゴールが必要と判断し、オルゴールを置いていったのだろうと推察します。老人は自分を助けてくれた女性のことを知ってるなら教えてほしいと言いますが、ましろがその女性は私の祖母だと答えると、老人は何となく似ていると喜び、その人はどうしているか聞くと、ましろは言い難くて答えられませんでした。しかし、老人は、そんなましろの様子を察してくれたのか、それ以上追及することはせず、辛いことを聞いてしまったと謝ります。そして、老人は祖母の代わりにましろに感謝の言葉を伝え、オルゴールをましろに渡します。老人にとっても大事なオルゴールでしたが、もう病気も治って元気になったこと、何より恩人の孫にもお礼を言えたことに満足したため、オルゴールを返すことにしました。祖母のオルゴールを老人から受け取ったましろは大事そうにそのオルゴールを抱きながら、老人にお礼を言うのでした。
ましろの祖母のオルゴールを見つけることが出来たため、通常の活動に戻った庭園部。ある日、部室にある蔵書を整頓していたところ、精霊が見えなくなった魔女が退部したことが記載されている活動日誌を発見します。それを聞いたましろは、急に元気がなくなったため、皆が心配しますが、ましろがお腹すいたと言ったことから、急きょお茶会を開くことになり、お茶会が終わる頃にはましろにも笑顔が見られるようになっていました。その日の帰り、ましろはアウシュリーに話を聞きたいからヴィヴィットに行きたいと育実に声をかけたため、ましろの表情はまだ少し元気が足りないと感じた育実は、ましろをヴィヴィットへ連れて行きます。アウシュリーも同じことを思ったようで、ましろの用件を優先してくれ、話を聞きます。ましろの用件は、育実の予想通り、精霊が見えなくなった魔女についてでした。そういったことは本当にあるのかと。アウシュリーは滅多にあることではないが、そういう人がいることは聞いたことが何度かあると答えます。ただ、その原因まではアウシュリーにも分かりませんでした。ましろの元気はないままでしたが、そんな彼女に、アウシュリーは精霊が魔女との関係を必要ないと感じたら姿が見えなくなるということもあるんじゃないか、魔女だから精霊が見えるというよりも精霊に選ばれて魔女になるのではないかと話し、家では精霊のことを話せない彼女のことを案じ、今はそういう話が出来る人が必要だと判断して、ましろに今晩はヴィヴィットに泊まることを勧めます。すると、ましろは先ほどよりも元気になり、母親に許可をもらうのと着替えを取りに家に一旦帰って行きました。その日の晩、皆と居る間は元気だったましろですが、深夜、皆が寝静まった頃、育実はどこからか声が聞こえる気がして目が覚め、ヴィヴィットの1階に向かうと、そこでは精霊と交心しているましろの姿がありました。
ましろはまだ精霊が見えなくなった魔女のことを気にしており、精霊が大好きだけど、その大好きな精霊に必要とされなくなって精霊が見えなくなったらどうしようと不安を話します。好きな人を、大事な物を失うのが怖いと言い、祖母が亡くなったときのことを想い出して涙を流します。祖母という大きな存在を失った今、彼女の心の拠り所は精霊となっていました。だからこそ、精霊を失うことを恐れていたのです。そして、悲しみに覆われたましろの周囲にいた精霊たちはその悲しみの感情を嫌って一瞬で居なくなってしまい、ましろは独りになってしまいました。そんなましろに対し、これ以上悲しい思いをしてほしくないと思った育実は、ましろに泣かないで、ましろちゃんが泣くと精霊たちも悲しいと伝え、流れる涙を拭いながら頬を撫でてあげます。すると、ましろは精霊にも悲しい思いはさせたくないと言って落ち着きを取り戻します。そして、育実が自分は最近になって精霊が見えるようになったけど、その前から何となく精霊の存在を感じていた、見えなくなることはあっても、精霊がいなくなるわけじゃない、だから精霊はいつでもましろちゃんの側に居てくれている、それにましろちゃんが精霊を好きっていう気持ちは精霊に伝わっていると思う、だからそんなましろちゃんに精霊が見えなくなることはないと言うと、ましろの中にあった悲しい感情も弱まり、精霊たちも再びましろの周囲に集まってきました。けれど、ましろの寂しそうな顔はそのままで、育実はそんな彼女の表情が頭に残って離れませんでした。
ましろにとって大きな存在だった祖母を失った悲しみと辛さ。それは育実が思っていた以上のもので、まだ身近な存在を亡くしたことがない自分では力になれないのか考えていました。そこで、永い時を過ごしてきたアウシュリーから、人との悲しみをどうやって乗り越えてきたのか聞くと、アウシュリーは、今まで多くの人と出会い、その人たちが自分より先にいなくなってしまうことは悲しかった、だけど、死の悲しみは、その人が大切だったからこそであり、自分がその人をどれだけ大事に思っていたか、その悲しみで改めて感じることが出来たと話します。悲しみで知る気持ち。その気持ちは、失った人が大切であればあるほど、大きく深くなるもの。その悲しみは人それぞれであり、その人にしか分からないものだけど、その悲しみに寄り添ってあげること、支えてあげることは出来る。そのために自分が出来ることはないか、育実は考えてみますが・・・。
ましろに何かしてあげられることはないか、それをここ数日探していた育実ですが、ある日、祖母が残した魔法陣を見て悲しい表情を浮かべているましろを見て、大切な人が残してくれたものなのにそんな悲しい顔はさせたくないと思い、ましろに声をかけ、おばあさんが残してくれたものをもっと見つけてみようと提案します。その魔法にはきっと祖母の願いや想いも残っているだろうから、それをましろちゃんとみつけたい。そう言うと、ましろもおばあちゃんの残したものをもっとたくさん見つけたいと言って、祖母の残して行った魔法を他にも探してみることにしました。それから数日、部活の合間に祖母の痕跡をいくか見つけ、その魔法に込められた祖母の想いを感じたましろは、祖母はいなくなったわけではない、残してくれたものは祖母の優しい気持ちと一緒にちゃんと生きていることに気付き、彼女の顔に笑顔が戻っていました。
それからも祖母の痕跡を探していましたが、ある日、1人の若い女性に付近にツバメの巣が作られてるところはないかと声をかけられます。彼女にはバステトが見えていて、魔女であることが判明。名前は麗子。この街の出身で旅してまわっているようでした。麗子は、旅に出るおまじないとして、渡りの精霊の種がお守りに使われるから、ツバメの巣を探していると事情を説明。その話はましろも知らないことでしたが、麗子は修行中にとあるお婆さん魔女から教わったと話します。しかも、そのお婆さん魔女はましろの祖母のことでした。それを知った麗子は、この偶然の出会いを精霊のお導きだと喜び、お互い祖母のことについてしばらく話をします。その後、ましろ達もツバメの巣を探すことに協力することにし、ましろの範囲探索魔法でツバメの巣の場所を探してみることにします。いつもましろが何気なく使っていたその魔法は大変高度なもので、一人前の魔女である麗子ですらも驚き、さすが輝代さんのお孫さんねと感心します。そして、学園のOGでありヴィヴィットの常連だったという麗子は、ましろの素質を褒める他に、2人の関係も気になっており、思い切って2人にどう思っているか聞いてみると、2人ともしどろもどろになり麗子にからかわれてしまいます。精霊の種は何とか見つけられ、麗子ともたくさん祖母の話が出来たものの、育実は帰り際に麗子から“ましろちゃんは育実君のことが好きだからデートに誘ってみたら”と耳打ちされ、余計にましろのことを意識してしまいます。一方、ましろも麗子との出会いで、祖母が残してくれたものは街だけじゃなくて人の心にもたくさん残っていることを知り、オルゴールのときもそうだったことも思い出して、祖母が残してくれたものでたくさんの素敵な出会いがあったことを喜び、以前は祖母の話になると寂しそうな表情をしていたのが嘘のように、幸せそうな顔を浮かべるのでした。
麗子に言われましろのことを意識するようになった育実は、思い切ってましろをデートに誘ってみます。すると、ましろもOKしてくて、2人は次の休日にテーマパークにデートに行きますが、そこでましろは、今まで育実が自分のために色々としてくれたことに対して理由を聞くと、育実は好きだからと答えます。育実からの告白にましろは驚くと同時に喜びますが、自分の気持ちをどう伝えていいか分からず困っていると、育実が手を繋いできて、交心で自分の想いを伝えてきたため、ましろも同じように交心で自分の気持ちを育実に伝えます。こうして、2人は恋人同士になったのでした。
恋人同士になり数日後、ましろの買い物に付き合っていると、八百屋さんから以前はよく輝代さんから山菜のおすそ分けをもらっていたことを聞き、ましろはその場所に行ったことがあることから山菜を取ってくると八百屋さんと約束。又、最近2人きりでいることが多いため、山菜取りは庭園部の皆と行くことにしました。ましろは祖母がよく連れて行ってくれた朝乃葉山を案内し、山菜を採りますが、まだ若い芽が多く、思ったほど採れませんでした。しかし、あまり採り過ぎるのも良くないため、そろそろ帰ろうと話していると、ましろが山の大精霊に声をかけられます。山の大精霊はましろの心が輝代のものに近いから勘違いしたと言いますが、ましろが輝代の孫だと知ると、幼い頃のましろのことを思い出していました。山の大精霊は輝代がこの山でしてくれた多くのことを語り、ましろはその話を聞いて街だけじゃなく山にも祖母の痕跡が残されていることを知り、また自分の知らない祖母のことを知ることが出来、嬉しくなりました。山にも祖母の痕跡があると分かり、それを探しに2人は山まで出かけるようになりましたが、山にある陣は街にあるものよりも自然に調和しているため見つけるのは困難でしたが、ましろが山に来ていることに気付いた山の大精霊がよく輝代が行っていた場所まで案内してくれます。そこは一面レンゲの花でいっぱいになっており、ましろも幼い頃に来たことがある場所でした。ましろの魔力が祖母のものに似ていたからか、精霊たちが集まってきますが、精霊たちから祖母のことを聞かれたましろは悲しい気持ちになってしまい、精霊たちも同じく悲しみどこかへ消えてしまいます。育実はすぐにましろの下へいき抱きしめ彼女を落ち着かせると、ましろは山の大精霊に対し、山にいる精霊たちがおばあちゃんとの思い出を悲しいものにしないように癒してあげたいと言います。かつて育実が自分にしてくれたように。するとましろは周りの精霊に祖母との楽しい思い出を聞き出したりすると、精霊たちも落ち着きを取戻し、山の大精霊の命により、輝代の残した陣を探すのを手伝ってくれることになったのでした。
祖母がいなくなったことの悲しみは忘れることはできない、けど、それ以上に楽しい思い出もたくさんあることを思い出すことが大事、何より祖母の思いを受け継ぐ魔女がいることも伝えたい、ましろはそう考え、祖母が残して行った陣の中でも古くて綻びが出始めている陣の修復をすることを決意します。しかし、祖母の作り上げた陣は基礎をアレンジした独自のものとなっており、ましろでも解読が難しくなかなか思うように進みませんでした。そこで自分たちよりも魔法に詳しいアウシュリーに聞いてみると、陣を独自のものにアレンジする魔女は多く、祖母もそのタイプだったのだろうと言い、魔女によっては魔法や精霊のことで何かに書き残していた可能性があり、丁寧な人であった彼女ならばそれが残っているのではないかと言います。ましろは祖母との思い出の中にそれらしいものはないか思い出しますが、いつも祖母が本に何か書いていたことを思い出し、育実を家まで連れて行き、一緒に本を探します。すると、祖母が書き残した書を発見。その書には魔法や精霊のことなど色々なことが書かれており、その中には朝乃葉山のことも書かれていました。その本はただのメモというだけじゃなく、まるでこの本をいつか開く自分以外の誰かに向けた教本のように書かれてあり、それが誰に向けてだったのかは明白でした。その本を読んでいたましろはあるページに動物の絵が描いてあるのを発見。それは、ましろが描いた絵のようでした。それを見たましろは、その時のことを思い出し、涙を流します。しかし、今のましろは悲しんで泣いているのではなく、祖母からの想いを受け取った嬉しさで泣いていました。それからましろは祖母の本を手に山に残された陣の修復を始め、山にいる精霊たちも、ましろを輝代の跡を継ぐ魔女として受け入れるようになっていました。そして、山に残された祖母の陣はほぼ修復が完了し、あとは他に陣が必要そうな場所にましろが追加していくだけという状態になっていました。
何もかもうまくいっていたと思っていたある日、バステトの様子がおかしいことに気付いたましろ。育実たちもその原因を探りますが、部室にある資料にはバステトと同じ症状になる精霊のことなど書かれていなかったため、アウシュリーに相談してみることにします。急いでヴィヴィットに向かい、アウシュリーにバステトのことを見てもらうと、バステトが不浄の精霊になりかけていると言います。バステトは祖母が亡くなってから今まで、ましろに気付かれないよう、ましろが抱える悲しみという負の感情をずっとその小さな身体で抑えていました。しかも、ましろだけならともかく、輝代が亡くなったことを知った山の精霊たちの抱える悲しみまでも受け止めていたのです。そのせいで、不浄の精霊になりかけていました。バステトを救うにはバステトの抱える負の感情を浄化する必要がありました。ましろは自分がバステトを浄化することを決意しますが、バステトの抱える負の感情は思っていた以上に大きく、ましろはそれを受け止めることが出来ませんでした。すると、バステトはそんなましろを見て逃げ出してしまいます。ましろは自分のせいだと自分を責めますが、育実は悲しみだけを受け止めようとしちゃダメだ、お婆さんとの素敵な思い出もあるのだから、その楽しく素敵な思い出に助けてもらえばいいとアドバイスし、アウシュリーもそれに賛成し、それが出来るのは、輝代の孫であるましろだけだと言います。そこでましろは、オルゴールを取り出し、その音色を聞くと落ち着きを取り戻します。その後、皆で手分けしてバステトを探しに行きますが、バステトと繋がりが深いましろは、バステトが朝乃葉山のレンゲの園にいると分かり、すぐにそこへ向かいます。バステトがここに来たのは、このレンゲの園には祖母との思い出がたくさんある場所だからであり、バステトもまだ諦めていないことを知ったましろもまた諦めず、育実と一緒に負の感情に立ち向かうことにします。しかし、バステトの中にある負の感情は、ましろと育実だけでは受け止めきれるものではありませんでした。すると、山の大精霊を始め多くの山の精霊たちも駆けつけ、2人からバステトを救うために輝代との楽しい思い出がほしいと言われると、協力してくれます。
ましろは精霊たちの協力を受けながら、バステトの抱える悲しみを受け止め続けますが、やがて悲しみだけじゃなく祖母との素敵な思い出も流れ込んでくるようになりました。ましろは、バステトを支えるために、持ってきたオルゴールを流すと、不思議な現象が起こり、もう会えなくなったはずの輝代の姿が映し出されます。輝代は姿を現すとバステトを優しく撫でてあげ、バステトも嬉しそうに輝代の姿を見つめていました。そして、輝代の姿を見て元気が出た精霊たちの協力と輝代からのアドバイスもあり、ましろは無事バステトの抱える負の感情の浄化に成功します。それを見届けた祖母が、ましろに、とても立派な魔女になったわねと褒めてあげると、ましろは祖母に抱き付き、祖母も泣き虫は変わってないのねと言って抱き止めます。そして、精霊たちに感謝の言葉を伝え、育実にはましろのことを託し、ましろにはバステトと山のことをお願いし、ましろがそれに頷くと、頼もしい魔女さんねと笑って消えていきます。ましろもそれを見届けますが、その姿にもうかつてのような悲しいという感情はありませんでした。それからましろは、祖母から受け継いだもので街や山を守っていくことを決意したのでした。
星詠ましろ編 感想
最初から最後まで一貫してお婆ちゃんの話でした。途中、精霊が見えなくなるという話が出てたので、何か関係するのかなって思ったら、それをキッカケにましろちゃんの抱える悲しみが分かるという話で、精霊が見えなくなるということに対しては特に関係なかったw ましろちゃんの母親が精霊魔法が使えない理由なのかなってちょっと思ったんだけど、そっちには発展しませんでしたねw まぁあのままお婆ちゃんの悲しみを持ち続けたら精霊たちに嫌われて、ましろちゃん自身がそうなる可能性もあったのかもしれないけど。とにかく、ましろちゃんの中でいかにお婆ちゃんが特別な存在が分かるという話になっていました。あまりにお婆ちゃんのことばかり語られるので、主人公の存在っていったい・・・って思う部分もありましたがw それに対抗してかどうかは分からないけど、比較的イチャラブシーンは多めだった気がしますね。その点は良かったです。ともあれ、最後にお婆ちゃんも姿を見せたし、ましろちゃんが少しずつお婆ちゃんを失った悲しみを乗り越えていくという良い話だったと思います。風祢編同様、エピローグがなかったのが残念ですけども。
ましろちゃんはお婆ちゃんを失った悲しみを抱えているせいか、主人公に対してはかなりの甘えんぼになっていて、膝の上に乗っかって来たり割とスキンシップが多めだった気がします。可愛いですね。これでちっぱいじゃなければと思うと惜しいですなぁ・・・好奏ちゃんと一緒に妹にしたいw 個人的には好奏ちゃんとのコンビも好きなので、お婆ちゃんばかりじゃなく、好奏ちゃんとの友情も描いてほしかったなって思いますねぇ~。年下の親友コンビは微笑ましいのでもっと見たいのです。そこは惜しかったかなぁ・・・。まぁでも、甘えんぼなましろんとっても可愛いので、頭いっぱい撫でてあげたいですね(*´Д`*)b
Hシーンは4回・・・ですが、1回は本番がありません。何故あんな中途半端なところで止めてしまったのか非常に疑問。ましろちゃんはちっぱいですがぺったんこではなく、好奏ちゃんほどではないけど膨らみかけって感じで(前作の小都音ちゃんより大きく見える)、まぁ悪くはなかったです。それに、なんでこれを風祢ちゃんでしてくれなかったかなぁって思うくらいに本番でおっぱい見せてくれたし、ちっぱいであることと本番Hが1回少ないことを除けば概ね満足でした。
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ところで、たぶん皆そう思ってるかもしれないけど、バステトって、どう見ても、ぱん○ゃだよね(´ー`)?可愛いけど、ぱ○にゃにしか見えないw