フランスのロンシャン競馬場で芝世界最高峰のレース凱旋門賞が行われた。
これまで数多くの日本馬が挑戦してきたけど、1999年のエルコンドルパサーの2着が最高で、あのディープインパクトですらも3着(後に失格)という結果だった。
このレースを勝つことは多くの日本競馬関係者やファンの悲願になっている。
今年は11年前のエルコンドルパサーと同じ調教師、オーナー、騎手で再挑戦する宝塚記念馬ナカヤマフェスタと、日本馬としては史上初めて3歳で挑戦する皐月賞馬ヴィクトワールピサの2頭が出走した。
ともに父親は内国産の種牡馬(ナカヤマフェスタはステイゴールド、ヴィクトワールピサはネオユニヴァース)で、正真正銘の日本馬の勝利(エルコンドルパサーはマル外、ディープインパクトは父がアメリカ産馬)に期待がかかっていた。
レースは、重馬場の中スローペースで進む。ナカヤマフェスタもヴィクトワールピサも中団よりやや後方。
内枠のヴィクトワールピサは少しキツイ位置になってしまい、少しずつ後退してしまう。ナカヤマフェスタは外枠だったため、ピサほど包まれることなく割とスムーズにレースを進めていた。
ロンシャン名物フォルスストレートを過ぎ直線へ。
ヴィクトワールピサは馬群から抜け出せずに最後方に下がってしまったが、ナカヤマフェスタは何とか馬群を捌けてスパートをかける。途中で他馬の斜行を受けてしまうも闘争心は失われず、少しずつ先頭に近づく。
そして、残り2ハロンあたりで先頭に並び、内からスルスルと伸びてきたイギリスダービー馬ワークフォースとの叩き合いに。
しかし、ワークフォースとの差が一向に縮まない。結果はアタマ差で2着だった。ヴィクトワールピサは最後方から追い上げて8位入線(7着馬が降着のため7着)。
本当に惜しかったよねぇ・・・もう一歩だったけど・・・ワークフォースが3歳でナカヤマフェスタが4歳。斤量差3.5kgはやはりデカイ。せめて斤量差が2.5kgぐらいだったらバランスも取れるんだろうけど・・・3歳馬のレースと言われてるほど近年は3歳馬の勝利が多すぎるのでもう少し何とかならんものか。
ヴィクトワールピサについては仕方ないとしか言いようが無い。あんなに包まれてはどうにもならんし。それでも最後は外から来てたし、実力は証明されたと思う。まぁ乗ってるのが武豊だけにアンチが騒いでるけど(笑)
2頭ともまだこれからだろうし、来年も期待したいね。来年からはディープインパクト産駒がクラシック戦線に乗ってくるだろうし、父親の雪辱を子供が晴らしてほしい!!
・・・とりあえず、昨日は悔しくてあまり眠れなかったorz