今日も、又曇った日になりました。
なかなかいい天気が続きませんね~!
腐植の製造工場で、腐植の状態を視にいきました。
街路樹や林道などの発生樹、庭の剪定木
等を腐植と半々に混ぜて、チッピングします。
その後、ナサラ18Gを500倍希釈で散布すると発酵速度が数十倍早く分解されていきます。
奥に見える山が1月も経過していない状態です。
ミネラルと酵素を散布して切り替えしを行い、細かいものと荒い物とを分別にかけます。
細かい物を又、切り替えしをしながら作り上げます。
荒い物は、もう一度最初から始まります。
18G散布後、1週間で、ここまで黒っぽなり、分解をしています。
ナサラの腐植は、細かく分別した後、米糠と酵素ミネラルを2週間毎に散布し、切り替えしを行い、作り上げます。
最初の発酵熱は80~90度位まで上げます。
2次発酵・3次発酵と次第に温度が下がっていき、最後40度位で安定すると出来上がりです。
温度管理をしっかりとしないとちゃんとしたものになりません。
また、チップ材は、自然に放置していると10年かかっても分解がしっかりとできません。
しっかりと分解できていないと、植物も育たない状態になります。
そして、少量の使用でも、土中で分解が始まれば、コガネムシの養殖場となってしまいます。
以前、E〇農法をしている方の圃場では、生ごみをE〇菌で堆肥にしています。といって翌日に畑に入れていました。ちゃんと分解されていないので、畑中コガネムシの幼虫だらけになっていました。よく「根切り虫」といわれているものです。
E〇菌がよくないというより、ちゃんと分解されていない状態で、畑の中に入れていては、どんな農法でも、良くありません。
酵素においてもそうですが、しっかりとした知識の元に行わないといけませんね。
雪が降ったせいで、腐植の水分比がかなり高くなっているので、平らにしてよく乾燥させてから仕上げとします。
早ければ今月末、遅くとも来月上旬には、出来上がりそうです。