今日もて、良い天気になりました。
朝から高槻市に向けて出発
高槻市にある京大農場へ
京都大学大学院農学研究科附属農場の通称で、京大農場と言っています。
この京大農場は、高槻市の公園予定地として計画されています。
高槻市のホームページで、この予定地について紹介されています。
下記がホームページで紹介されている記事です。
京大農場跡地を緑豊かな公園に
こんにちは。今年は一段と厳しい残暑が続いていますが、お元気にお過ごしでしょうか。
政策財政部長の乾です。秋の訪れまでもう少し。体調管理には十分お気をつけください。
さて、今回は、本市が取り組んできた「(仮称)安満遺跡芝生(しばふ)公園」について、ご紹介したいと思います。
京大農場とは?
みなさんは、本市八丁畷町にある京大農場をご存知ですか?電車で高槻の駅から京都方面に向かうと、
出発して数分で阪急とJRの線路の間、檜尾川の手前に、赤い屋根の瀟洒(しょうしゃ)な建物とその周りに広がる
農地や果樹園が目に入ってきます。そこが正式名称「京都大学大学院農学研究科附属農場」、通称「京大農場」です。
農作物の栽培に関する実習教育と新技術の開発や新品種育成の研究などが行われています。この農場は、
今から84年前の昭和3年に開設され、高槻のまちの一角に確固とした位置を占めてきました。今では、
市の中心部に位置する貴重な空間として、市民に親しまれています。
安満遺跡って?
この農場の開設工事で遺跡が発見されました。近畿地方でもいち早く約2,500年前に米作りが
始まった弥生時代の村跡で、「安満遺跡」と呼ばれています。
これまでに農場内外で行われた発掘調査によって、弥生時代前期の居住地を囲む環濠や、
水田、集団墓地などが確認されています。多数の土器や石器、農工具、装身具など豊富な生活用具も出土し、
この地が淀川を通して各地と交流して栄えたことが明らかになりました。集落の移り変わりや土地利用が
知られる遺跡はたいへんめずらしく、弥生時代の社会を知る上で極めて重要な遺跡とされています。
京大農場の下には、いわば最初の高槻市民が営んだムラが脈々と息づいていると言えます。古代のロマンですね。
農場跡地を緑豊かな公園に!
一方、農場側では、遺跡上に立地しているため、開設時の主要な建物や施設が老朽化しても建て替えができないことに加え、
実習学生も倍増して手狭になるなど、長年さまざま苦労をしてこられました。こうした中、京都大学として、
この農場を京都府木津川市の関西文化学術研究都市(けいはんな学研都市)に移転することを決定され、
去る7月30日には、市と京都大学、UR都市機構の3者により同農場の移転に関する協定書を結びました。
市では、農場移転後の跡地を、市街地に近接した貴重な空間であることから、その周辺一帯を含め、
将来にわたる市民の財産として確保し、50年100年先のまちなみを見据えて、「(仮称)安満遺跡芝生(しばふ)公園」
としての整備に取り組んでいるところです。
このようなに紹介されています。
確かに、重要な遺跡かも知れないですが、京大の研究者達が研究しながら80年以上かけて育ててきたものを地上部から伐採し、
処分されることに、とても残念に思います。
ここから世に出いるもあるようです。
言わば、原点とも言える果樹たちが可哀想でなりません。
ある先生から上手く移植できないものか、考えて欲しいと言われて、今回この地を訪れました。
地上部から切り取った樹木は、流石に救えないですね。
遺跡があるのであれば、遺跡を傷つけないところで、堀り起し、鉢を慎重に造り上げ、行えるのであれば可能です。
基本的に掘ることができないという条件だそうです。
遺跡も重要ですが、この農場にある果樹たちも、とても貴重で重要なものと考えます。
遺跡を傷つけないように仮移植し、その後、公園にするのであれば、京大農園跡地の公園として、その果樹を公園内に定植し、
果樹が実る公園にする方が、高槻市として実施する公園であると考えるのですが・・・?
どちらも貴重なものです。
両方を生かすことを考えないのでしょうね。・・・如何にも行政らしさが前面に出ています。
果樹の実る公園もあっても良いのではないでしょうか?
食糧難が考えられる今日だからこそ、そんな公園もあっていいのではないでしょうかね~!
緑豊かな公園内に果樹が実っていると更に良いと思うのですが・・
色々と京大の先生とお話をして、更に残念さを感じました。
遺跡があるので、研究室の建て替えも出来ない。・・・悲しいですね。
隣接した土地で、遺跡の無いところとか、無かったのでしょうか?
しかし、もう決まってしまったので、仕方がないですが、果樹たちは、まだ切り倒されていません。
高槻市の市民が声を大にして、果樹も生かす公園作りを!と叫んで欲しいものです。
果樹園の中の視察
夕方から雨が降る中行いました。
15haの果樹園
手前にあるのが、梨です。
菊水という品種で、今はあまり見かけない梨です。
ここでは、色々な交配をしているようです。
交配についてですが、全て交配出来るものでは有りません。
基本的にS因子型が完全一致する場合は、交配できないと言われています。
又、どちらかの片方が一致しない場合とS因子の両方が異なる場合交配が可能とされています。
例えば、「幸水」の花(S4S5)に、「二十世紀」の花粉(S2またはS4)の場合交配が可能となり、
「二十世紀」の花(S2S4)に、「祇園」の花粉(S2またはS4)であるとS因子型が一致するので、交配できないことになります。
先生とS因子の話もしながら、説明をして頂きました。
一緒にいた人は、先生と私の会話が何を話しているのか分からなかったでしょうね。
貴重な時間を頂き、有意義な時間で有りました。
京大農場の研究室を見るのも、後何回あるのか?
寂しいですね。