今日金曜日は、先週の金曜日に引き続いて、午前中の通常の二時間の講義に加えて、午後に同じく二時間の補講を行った。これで十二月の二回の休講を補ったことになる。一日に四時間も日本古代史についてテキストを読まされるのは学生たちにとっても楽ではないだろう。先週などは、補講の教室に入った瞬間に、少なからぬ学生たちがすでにぐったりしているのがわかった。他の授業の後、私の補講との間に少し間が開いてしまったのも、否定的に作用したようだ。それに比べて今日は、補講の時間が一時間繰り上がっていたこともプラスに作用したのか、最後までわりと集中力を切らさずに聴いてくれた。
普段は、二時間、休憩なしに講義を続けるのだが、今日は午前も午後も五分間の休憩を真ん中あたりに入れたのもよかったのだろう。それに、その休憩時間に日本の音楽を聴かせたりして「機嫌を取った」のも功を奏したのだろう。来週が今年最後の授業になるが、そのときにも間に五分間の休憩を入れようかと思う。
十二月に入ると、様々な予定で本当に忙しくなる。普段から水泳で体を鍛えてあるから、体力的にはなんとか乗り切れる自信があるが、発表原稿の仕上げや翻訳の仕事にはかなりの集中力を要求される。明日からは、そんなわけで、「戦闘態勢」に入る。今時「二十四時間戦う」人はいないだろうけれど、気持ちとしてはそれくらいテンションを上げないといけない。今日は、水泳も休み、一晩ゆっくり体を休め、明日から「総攻撃開始」である。