「戯言の部屋」

セピアス、戯言を語るの間

恩師の言葉 その2

2006-02-01 01:18:25 | Weblog

 「貴方は右手、私は左手。」

 セピの親友の言葉です。恩師とちょっと違うか?いや、恩師だな。
 
 彼女は中学2年の時に、帰国子女として私の学校に転校してきました。
 9月1日。
 それが私と彼女が出会った日。そして二人だけのアニバーサリー。

 当時あまりに排他的な私が、彼女を一目見て、彼女は私の親友となるべき人だと確信しました。というか、彼女に対して何も感じないでいることは出来ないと思いました。
 まだ自己紹介もしてない。
 ただ教壇に佇む彼女を見ただけで。

 私と彼女は全然性格が違います。
 私は(かなり)おおらか。彼女は実は繊細。
 共通の趣味はあるとは言えど、考え方も今までの人生も、180度違うといってもいい。
 それでも彼女といると、違う鐘の音が絶妙なハーモニーを奏でるように、ぴたりと合わさってひとつの音楽を作っているような・・・そんな気持ちにさせてくれます。
 初めて会った時から、彼女は私にとって唯一無二の人でした。
 そして「運命」や「奇跡」があるんだと信じさせてくれたのも、彼女です。

 まるでプロポーズをするように、私達はきっとずっとこの友情を築いていくんだね、と確信を持って彼女が言ってくれた言葉。
 あの時の風景も、香りも、彼女の笑顔も、全部克明に思い出せる。
 そんな言葉を言ってくれる人と出会えたことを、本当に幸せだと感じました。

 そんな彼女も、今年結婚します。
 繋がれていた彼女の左手は、今大切な男性に導かれて、家族という幸福の中へ飛び込もうとしています。
 一抹の寂しさを感じながらも、でも私は多分彼女と同じくらい喜んでいます。
 私の右手はいつだって彼女を求めているし(その手を取ってくれる誰かが現れるまで)
 例え、違う場所で違う人と違う生活を築いても、私達はやっぱり繋がっている。
 いつだって9月1日は、私達二人だけのアニバーサリーなのです。


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2 コメント

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いいですねw (黯彡)
2006-02-02 04:49:14
この まったく違う形で有りながら もう一人のあなたと表現しても さしつかい ないで あろう彼女は・・

 あの 小説に登場したあの方なのかな? 



それに 先の記事にも 少し触れていたりしましたか? 



唯一無二って 素晴らしいw

     これからも 御二人に幸 あれww
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おお、すばらしいw (セピアス)
2006-02-02 22:36:08
>あの 小説に登場したあの方なのかな? 

その通りですw

彼女の結婚前に彼女の誕生日プレゼントに送った作品がアレなのです。



こんな風に気付いていただけるのって、ものすごく嬉しい。

黯彡さんはいつも、そんな細やかな所をしっかりと汲み取って頂けるのが、素晴らしいと思います。



>これからも 御二人に幸 あれww

結婚はともかく、彼女に負けないくらい幸せになりたいですねー。というか、色々な人を幸せにしてあげたいです。
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