南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

雇用創造アクションプランの進捗状況

2012-08-01 20:12:55 | 経済
川勝県知事の肝いりで始まった「静岡県雇用創造県民会議」も2年目を迎えます。
本日の会議では、平成25年度までに3万人の新たな雇用の創造を目指すとした目標に対して、どんな進捗状況なのかを確認しました。
全体指標を見ますと、完全失業者数はプラン策定時のベンチマーク8万2千人に比べ、平成24年1~3月期平均6万8千人と減少し、1万4千人の改善としています。
有効求人倍率は、ベンチマークの平成22年度0.52と比べ、平成24年6月は0.82で0.30ポイントの改善です。
ここまでは順調に推移していると判断していますが、今後の景気下押し懸念は払拭されておらず、継続的かつ的確な取り組みが必要であるとも指摘しています。

最後の自由討議の中で、私から3点について要望いたしました。

ひとつめは働く立場から、特に介護・福祉職場における労働環境の整備です。

ふたつめは今後の景気動向についてですが、電機産業に続いて自動車産業にも大きな不安要素が出てきたことです。
歯止めのかからない円高に加えて、エネルギーコストのリスクが加わり、生産の海外シフトがいよいよ活発化してきます。
さらには国内の生産拠点も効率化のための統廃合の動きがあることです。
この動きは県内雇用にも悪影響を引き起こします。
だからこそこのアクションプランに大きな期待を抱いています。

みっつめは即効性のある雇用創造には、食・農・観光が鍵を握るだろうということです。
そのためには前例主義にとらわれない、創意工夫が豊かであるNPOの活用が望ましいと思います。
しかし冒険をしない(好まない)お役所仕事では、どうしても繋がりのある団体や会社に事業が回されがちです。
そうならないようにするためには、少々乱暴でも、役人らしからぬ役人に監督権を担っていただきたいと要望します。


番外編で“侍シャツ”についても要望しました。
遠州織物がこの“侍シャツ”で息を吹き返すのだ!
“侍シャツ”の縫製には、障害者の雇用創造にも一役買っているんだ!
そんな説明は初めて聞きましたが、そうだとしたらその物語を付加価値として乗せてくれれば、高くても買う人は増えるのではないでしょうか?
加えてもうひとつ、もう少し明るい色も欲しいのですが…。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿