今年もよく飲んだ。
しかし昨年よりも弱くなったのか、総酒量は相当減った。
正月休み最後の1日、酒も飲まずに藤枝東高のテレビ応援、お蔭で(?)勝利し決勝戦へと駒を進める。
休み中のノルマの1冊も読み終えた。
レーガン大統領時代から18年間もFRB議長を務めたアラン・グリーンスパン氏の半生記「波乱の時代(上・下)」。
世界経済の舵取り役とさえいわれる仕事をしてきた彼の経験からみた、これからの世界経済の予測は示唆に富んでいる。
60歳過ぎにFRB議長に就任し、70歳を過ぎたとき結婚、80歳直前まで激務をこなしてきた姿は、高齢化社会に生きるミドル・シニア世代の人たちにも勇気を与えてくれる。
このブログでは“東アジア経済の行方”と“資本主義について”、彼の考え方を紹介していきたい。
・・・東アジア各国は、日本や欧米から導入した技術によって、先進国をはるかに上回る生産性伸び率を達成しているが、先進各国は技術水準が最先端にあるので、イノベーションによって徐々に生産性を高めていくしかない。
人間の知識の向上によって達しうる生産性伸び率の限界は3%程度であるから、いずれ先進国の成長はその限界に達する。
日本は今後、人口と労働力の減少を特徴とする厳しい現実に直面する。
出生率が予想外に上昇するか、文化の衝突を覚悟して大量の移民を受け入れない限り、世界と東アジアのGDPに占める比率が低下するとともに、日本の国際的な地位が低下していく可能性が高い。
とはいえ、日本は今後も豊かな国、技術と金融の両面で世界的な強国を維持する。
そして21世紀は東アジアのすべての国にとって素晴らしい世紀になるだろう。
中国・韓国・シンガポール・台湾などのスターが繁栄と成長を達成するからである。・・・(続く)
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