“あきらめなければ夢はかなう”と高橋尚子が挑む名古屋国際女子マラソン。
応援したいという気持ちから、正月休み以来、ガレージでホコリをかぶっていた「秀吉号」を外へ連れ出す。
優しく濡れタオルでホコリを拭いてから走り出す。
マラソンもきついだろうが久しぶりの「秀吉号」もきついから、気持ちの上で「Qちゃん」と同化しながらテレビ応援を・・・と考えた訳である。
マラソンがスタートする時間までには戻ろうと走り出してから10分もすると異変が起こり始めた。
顔に突き刺さるような微妙な感覚、そのうちに目が痛くなってくる。
涙が出始めてとまらない、鼻がムズムズし始める。
我慢していたクシャミも1発かましたら、これまた連発し始めた。
目から涙、鼻水を垂れ流し、くしゃみしながらも頑張ったが、とうとう“涙のリタイヤ”。
帰り道、胸の中にふと“不安”がよぎる。
まさかのトラブルが「Qちゃん」を襲った。
Live中のゴールシーンさえ見られない。
夜のニュースで笑顔でゴールインしたQちゃんを見て一安心。
インタビューで“あきらめなければ夢はかなう”について、こう話していた。
『8月ごろもう駄目だ、と何回も思った。
その度に自分自身に“あきらめなければ夢はかなう”と何百回も何千回も言い聞かせた。
結果として勝てれば“あきらめなければ夢はかなう”ことになる。・・・』
まだまだ現役生活を続けたいというQちゃん。
花粉症のシーズンが終わったら、「秀吉号」と次なる夢をかなえよう。
“あきらめなければ夢はかなう”・・・だろう?・・・いつかは。