南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

運動は川上から

2008-03-06 21:12:20 | 政治

イチロー選手が著書「小沢主義」にこう書いている。

「田中(田中角栄)のオヤジから学んだことは数知れないが、その中で今でも感謝していることのひとつが、『地道な選挙活動を行え。手を抜くな。徹底的に有権者と接しろ』ということであった。
いつでも教えは具体的かつ明快だったオヤジは、さらに次の言葉で言ったものだった。
いいか、選挙運動は川上からやれ。
つまり、選挙運動はまず個人レベルの戸別訪問、それも人口密度の低い農村部から始めろ。
人が集まる都会は後回しでいい。
まず足を使って、自分で回れ。
組織の支援に頼った選挙はやってはいけない。
そういう教えである。・・・・
この『選挙運動は川上から』というオヤジの教えを、僕もことあるたびに新人候補たちに言っている」

これは選挙運動の鉄則でもある。
「有権者の声に耳を傾け、声を汲み上げる」のが民主主義の基本であり、「政治家の考え方を有権者に語り続ける」ことも、民主主義の基本である。

現在民主党では、「暫定税率廃止を求める署名」活動を展開中だ。
連合へも協力要請がされている。
この展開方法について連合静岡では、各総支部(立候補予定者)がおのおの単組を回って署名への協力を要請するようにとの指示を出した。
それに対する反応が興味深い。
絶好の機会と捉えてフル回転する支部もあれば、なかなかエンジンがかからない支部もあるようだ。

連合静岡の提唱する「地域に根ざした顔の見える労働運動」でも現場回りは大切なことである。
選挙運動も労働運動も汗をかいた分しか結果は出てこない。
私たちも民主主義の基本を忠実に守っていきたいと考えている。