南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

昭和史

2006-05-28 23:21:04 | Weblog

半藤一利著「昭和史・戦後篇」を読み終えた。
かなりボリュームある1冊だった。
前篇(04年発刊)は終戦までの日本を語り、後編(06年発刊)は廃墟から立ち上がっておよそバブルの崩壊まで。
日本国憲法誕生秘話や東京裁判、そして私自身も体験してきた昭和の姿が浮き彫りにされている。

映画「ALWAYS 三丁目の夕日」も感動して見たが、この「昭和史」もぜひたくさんの人たちに読んでいただきたい。
著者は「あとがき」にこう書いている。
『語り終わっていま考えることは、幅広く語ったつもりでも、歴史とは政治的な主題に終始するもんだな、ということである。・・・政治的とは、人間がいかに動かされるか、動かされたか、を考えることであろう。・・・』