城郭探訪

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西光寺(さいこうじ)跡の宝篋印塔(ほうきょういんとう) (公開期間:7月25日まで)

2012年07月15日 | 番外編

現地説明板

竜王町観光協会HPにhttp://www.rmc.ne.jp/dragon-kanko/area/kagaminosato.html

伝教大師(最澄)建立の西光寺跡にそっとたたずむ他に類をみない逸品 重要文化財指定
西光寺(さいこうじ)跡の宝篋印塔(ほうきょういんとう)
宝篋印塔(ほうきょういんとう)
西光寺は、伝教大師(最澄)(767~822)が夢の御告げにより鏡山十二峰の一つ星ケ峰の麓に(818)建立しました。嵯峨天皇(809~823)の勅願所(ちょくがんしょ)で、増坊(そうぼう)三百坊といわれていました。足利尊氏(あしかがたかうじ)が、元弘(げんこう)3年4月20日(1334)、後醍醐(ごだいご)天皇に帰順(きじゅん)を表明した所でもあります。よって、その後の足利尊氏があったといわれています。
源頼朝(みなもとのよりとも)も往還の時、西光寺でしばし宿泊をしています。
康平(こうへい)2年(1060)の乱で一山焼亡し中興(ちゅうこう)されましたが、信長の兵火(1571)で廃寺となります。
その名残をとどめているのがこの宝篋印塔(ほうきょういんとう)で、記念宝塔として昭和35年2月に国の重要文化財に指定されました。塔の高さ210cmの堂々としたもので笠石の下の塔身の周囲は180cmです。2段の基壇を築き、その上に孔雀の向かい合っている格挟間を彫った基礎を置き塔身、笠、相輪を積み重ねています。また、石の角に梟(ふくろう)の彫刻は、あまり例のない塔であるといわれています。
(鳥形の塔身は、宝篋印塔の源流といわれる中国の金塗塔の伝統を示すといわれているもので、その意味でも、この宝篋印塔は大変貴重なものなのです。)
大正三年、東京帝室博物館(国立博物館の前身)の高橋健自(たかはしけんじ)氏に「他に類をみない逸品である」「この塔を見ずして他の宝篋印塔を語るなかれ」といわしめた立派なものなのです。鎌倉時代後期1300年頃の作。

宝篋印塔を拡大して見る→
珍しい背の高い灯籠 重要文化財指定
八柱神社(やばしらじんじゃ)跡の石灯籠(いしどうろう)
石灯籠 この石灯籠は、西光寺の鎮守八柱神社の社宝で高さ2.8mあり裏面に
「応永(おうえい)28年8月8日(1422)願主敬白」の刻銘があり、室町時代初期の作とされます。
願主は不明。
当時の様式の多くは、丸柱の中央に周帯を有するものですが、八角柱は珍しく笠を持ち火袋には四仏が彫られていて優美な意匠を凝らしたもので特に珍重される背の高い灯籠です。重要文化財指定。
足の病に草鞋(わらじ)をお供え
仁王尊(におうそん)
仁王尊 西光寺跡地のお堂に祀(まつ)られている石の仁王尊で、そのうちの一体は、昔、山崩れの際に地下に埋没されたといわれています。
毎年7月1日の千日会(せんにちえ)には、足の病を癒してくださると言い伝えがあり、この日には草鞋(わらじ)をお供えする風習があって平癒(へいゆ)を願う参拝者が今も絶えません。

 

苗村神社 http://www.rmc.ne.jp/dragon-kanko/area/history.html 

ウィキペヂアサイトhttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%97%E6%9D%91%E7%A5%9E%E7%A4%BE

苗村神社
(なむらじんじゃ)
延喜式神名帳に名を残す「長寸(なむら)神社」であると言われています。
荘厳な森と楼閣は、33余郷の総社にふさわしい風格と古代建築の技法に感動。
苗村神社
楼門 重要文化財(綾戸・苗村神社)
(ろうもん)
三間一戸の入母屋造・茅葺で、室町時代の造営とされ、和洋を基本とした禅宗様を混在する雄大な楼門です。
西本殿 国宝(綾戸・苗村神社)
(にしほんでん)
主神は那牟羅彦神と国狭槌尊です。三間社流造りで、一間の向拝を付し、屋根は檜皮葺です。
棟札の銘文によれば、徳治3年(1308年)とあり、鎌倉時代の建立と考えられます。
 苗村祭 4月20日
 節句祭 5月5日
木造十二神将立像




木造十二神将立像 重要文化財(川守・龍王寺)
(もくぞうじゅうにしんしょうりゅうぞう)  
ご本尊の左右に六躯づつ安置され、像高約75cmの甲冑に身を固めた武将の姿で、頭上に十二支が乗せられています。
鎌倉時代に彫られた仏像です。

 

重要文化財 町指定文化財
苗村神社東本殿(綾戸;苗村神社)
境内社八幡社本殿(綾戸;苗村神社)
境内社十禅師社本殿(綾戸;苗村神社)
神輿庫(綾戸;苗村神社)
木造不動明王立像(綾戸;苗村神社)
八幡神社宝塔(島;八幡神社)
木造阿弥陀如来坐像(綾戸;正覚院)
木造地蔵菩薩立像(綾戸;正覚院)
絹本著色絵系図(川上;光明寺)
絹本著色光明本尊図(川上;光明寺)
木造地蔵菩薩半跏像(川上;地蔵堂)
木造釈迦如来坐像(弓削;正光寺)
山王社旧本殿蟇股(川上;地蔵堂)
紙本著色市橋直方像(岩井;安楽寺)
木造薬師如来坐像(川守;龍王寺)
木造聖観音立像(川守;龍王寺)
木造地蔵菩薩立像(川守;龍王寺)
木造聖観音立像(島;観音堂)
廃福田寺七重塔(駕輿丁村座)
木造地蔵菩薩立像(駕輿丁村座)
県指定文化財  
雪野寺跡(川守;龍王寺)
左右神社文書(橋本;左右神社 安土城考古博物館寄託)
 

 


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