城郭探訪

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鏡陣所   近江国(竜王)

2016年08月26日 | 陣所

西光寺跡/西光寺遺跡

 
お城のデータ
所在地:蒲生郡竜王町鏡 map:http://yahoo.jp/iWvkln
現 状:山林・山腹・山麓。 
区 分:陣所
築城期:南北朝期
築城者:
遺 構:寺院跡。 堂坊跡
目標地:竜王かがみの里
駐車場:竜王かがみの里
訪城日:2016.8.26

お城の概要

鏡山十二峰の一つ星ケ峰のふもとに伝教大師が「西光寺」を建立しました。 源頼朝や足利尊氏も泊まったといわれている古刹です

西光寺は、818年、伝教大師(最澄)が夢のお告げにより、建立されたと言われています。鏡山十二峰の一つ、星ヶ峰の麓に位置し、最盛期には、僧坊300坊を超えるほどの寺勢を誇る。康平(こうへい)2(1060)年の乱で一山焼亡し中興されましたが、織田信長の兵火(1571年)で廃寺となりした

 その名残をとどめていのが鎌倉時代後期1300年頃作られた宝篋印塔(ほうきょういんとう)です。記念宝塔として昭和35年2月に国の重要文化財に指定されました。 塔の高さは210cm、笠石の下の塔身の周囲は180cmです。2段の基壇を築き、その上に孔雀の向かい合っている格挟間を彫った基礎を置き、塔身、笠、相輪を積み重ねています。 また、石の角に梟(ふくろう)の彫刻があるのは、あまり例がないといわれています。

西光寺跡・仁王尊堂は、滋賀県蒲生郡竜王町にあり、中山道(国道8号線)沿いにある「道の駅竜王かがみの里」の駐車場横のわき道を突き当って右側。駐車場からは、歩いてすぐなので、道の駅の駐車場から徒歩で。緩やかな坂・階段を上ると、8畳敷きほどの畳の部屋の建物があり、中には、仁王堂と書かれた提灯が掛っていす。その奥に仁王尊堂。仁王尊堂の右手には、祈願された方が奉納されたと思われるわらじが沢山掛っています。仁王尊堂左手の坂道をさらに上がっていくと、西光寺の名残をとどめる宝篋印塔や西光寺の鎮守であった八柱神社の石灯籠等が残る。 

 お城の歴史
鏡陣所は、『太平記』に観応二(1351)年に、足利尊氏鏡宿に陣を取るとある。詳細不明は不詳ながら、鎌倉時代には、篠原宿に代わって隆盛した宿と考えられている。

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査4(旧蒲生・神崎郡の城)
本日の訪問ありがとうございす!!

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