福ちゃんの散歩道

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ボーイング、「787」の生産半減 日本勢も打撃 ‼️

2020-04-30 10:00:00 | 飛行機の話題(乗り物ニュース)
シアトルのピュージェット湾一帯では、来週から747、767、777、787型機の生産がそれぞれ再開され、
従業員約2万7000人が職場に戻る。
747、767、777型機の生産は4月20日か21日に、
787型機の生産は4月23日か24日に再開される見込み。
ボーイング、「787」の生産半減 日本勢も打撃 

2020/4/30 1:32 (2020/4/30 5:36更新)

中型機「787」は日本メーカーが主要部品を供給する(サウスカロライナ州のボーイング工場)=ロイター


【ニューヨーク=中山修志】米ボーイングは29日、中・大型の旅客機を大幅に減産する計画を明らかにした。
新型コロナウイルスの影響による航空機需要の低迷が数年続くと判断した。
日本企業が多くの主要部品を供給する中型機「787」の生産は2022年に月間7機と現在から半減する。
ボーイングへの依存度が高い日本の航空機産業にとって大きな打撃となる。

中型機「787」は年内に生産ペースを14機から10機に下げ、22年に7機まで減らす。
当初は21年までに10機に減らす計画だったが、新型コロナの影響を踏まえてさらに生産規模を落とす。
大型機「777」は現在の月4.5機から21年に3機に約3割減らす。

同社のデビッド・カルホーン最高経営責任者(CEO)は運航停止中の小型機「737MAX」について
20年中に低稼働率で生産を再開する考えを示した。
ただ、出荷が止まった約400機の在庫を抱えており、
生産ペースは21年平均で月31機と停止前の52機の6割にとどまる見通しだ。
大規模な減産に備え、約16万人の世界の従業員を1割削減する方針も明らかにした。

ボーイングの減産は航空機エンジンを供給する米ゼネラル・エレクトリック(GE)など
部品メーカーにとって影響が大きい。
航空機産業は裾野が広く、部品や素材のサプライチェーン(供給網)にはグローバルで1万7000社が連なる。

日本メーカーにとっては特に787の大幅減産が響く。

主翼や胴体などの主要構造部の35%を三菱重工業や川崎重工業など日本の重工メーカーが手掛けており、
機体に用いる炭素繊維は東レの米国工場が供給している。
ボーイングが3月下旬に米国工場の生産を一時休止した際は、
日本の航空機産業が集積する中部地方の部品工場が減産や操業停止に追い込まれた。

日本の部品会社は総じてボーイングとの取引の比率が高く、
同社向けが収益の大部分を占めるメーカーも多い。
ライバルの欧州エアバスも、航空機需要の急減を受けて追加減産を検討している。
少し古いけど平成24年



ボーイング、人員と生産を大幅削減へ-新型コロナで市場縮小
4/30(木) 0:12配信 Bloomberg

米航空機メーカーのボーイングは人員と生産の大幅削減を明らかにした。
航空業界が史上最悪の低迷に見舞われ、航空機市場が縮小している現状に対応する。

29日の発表によると、ボーイングは787ドリームライナー、777、777Xの生産を削減する。
737MAXについては、生産再開後にゆっくりと時間をかけて増産していく考え。
サウスウエスト航空といった主要顧客が成長計画を先送りしているためだ。
同社はまた、全社的に従業員を10%削減する。

新型コロナウイルスの感染拡大で航空旅行が過去に例を見ないほど低迷し、
かつて膨大な現金を生みだしていたボーイングが生き残りをかけた闘いを迫られている。
競合する欧州エアバスも尋常でないペースで現金を燃焼しているが、
ボーイングは運航停止が続くMAXの影響で財務的に一層厳しく、不確実性が強まっている。

ボーイング、エンブラエルとの事業統合を目指した合弁会社を設立する契約を解消することを発表
2020年4月26日 sky-budget

2018年7月に発表された計画ではエンブラエルの商用機部門を分離し、
ボーイングが38億ドル(約4000億円)を出資して80%の株式を取得し、
先行して提携したエアバスとカナダのボンバルディアのA220に対抗する計画でした。

しかしながら契約後にB737MAXの墜落事故による運航停止措置がとられ、
徐々にボーイングの財務状況が悪化したほか、
昨今の新型コロナウイルスの影響により両社ともに大きな影響を受けたことから、
条件の変更の協議が難航し、契約解消に至ったものと考えられています。

当初ボーイングがエンブラエルの小型機事業の買収したことにより、
リージョナル機の市場でもエアバスとボーイングの一騎打ちとなり
三菱航空機が手掛けるスペースジェットが蚊帳の外におかれる心配がされていました。
しかしながら今回契約が解消となったことで三菱航空機にとってみればいいニュースとの見方もできますが、
新造航空機の需要が低下していることを反映しているものであることから、
各航空機メーカーは今後暗雲が立ち込めた状況が続くことが予想されます。

画像引用:Embraer





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