きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

ユーミンの罪

2014-02-27 | 


小雨で暖かい一日でした。図書館で借りて、酒井順子の「ユーミンの罪」を読みました。新書です。雑誌か何かで紹介されていて、興味があり、読んでみました。ユーミンのアルバムに沿って、考察されています。1973年の「ひこうき雲」から1991年の「DAWN PURPLE」まで20枚のアルバムが登場します。ユーミンの曲、ユーミンのアルバムにどのくらい思い入れがあるかで、この本の面白さも変わってくるのでしょう。私は、荒井由実時代の最初の4枚目くらいまでは、かなり好きで聞いていた気がするので、そのあたりの章は、すごく共感して納得して、面白かったです。ユーミンの歌に登場する女性の感覚が、時代背景と合わさって、そうそう、そうだったなあとしみじみしました。松任谷由実になってからも、最初の頃はアルバムも聞いているし、メジャーな曲はよく知っているのですが、なんとなく思い入れが少ない分、本を読んでも、そういえばそうかなあ、という感じになってしまいました。というわけで、私には前半がとても面白い本でした。しかし、作者は、こんなにたくさんのアルバムを一枚一枚丁寧に考察して、頑張りましたね…。

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