きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

首折り男のための協奏曲

2014-02-26 | 


東京から帰る電車で、図書館で借りた、伊坂幸太郎の「首折り男のための協奏曲」を読みました。伊坂幸太郎好きなので、彼の文体はとにかく心地よく、新刊が出ると読みたくなります。今回は、いくつかの雑誌に書かれた短編をまとめたもので、緩やかにつながりがあるという構成だそうです。短編それぞれが関係しているようなしていないような、ふわっとした感じで読み進みました。首を折って殺す物騒な首折り男が出てきたり、おなじみの泥棒の黒澤が出てきたりしますが、展開も結末もさらっと楽しめます。短編を読み終わるたびに、ほお、と思い、ふむ、と思い、はは、と思い、なんともふわっとした気分になります。伊坂幸太郎の世界を楽しみました。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする