きときと日記

「きときと」とは富山の方言で「ぴちぴち(新鮮な)」という意味。きときとな日々の記録を更新中。

月光の誘惑

2014-02-24 | 


いい天気。午後から井波で研修会があり、感動の講演会を聞いてきました。週末、東京行きの電車の中で、図書館で借りた赤川次郎の「月光の誘惑」を読みました。相変わらず、とても読みやすく、すいすい読み進みました。

自殺するつもりで訪れた岬で、赤ん坊を託された美紀。美紀の娘として育てられた涼子はピアノに打ち込む高校生。教師の不倫発覚、美紀の父親の愛人騒動、いろいろな事件に巻き込まれながらも、懸命に生きる母娘。その出生の秘密に忍び寄る魔の手。赤川次郎らしく、かなりどろどろした人間関係と悲惨な出来事が続きながらも、明るく健気な少女たちが登場することで、じめじめしないからっとした話として読むことができます。面白かったです。

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