「北の山・じろう」日記

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ボリビアがイスラエルと断交、コロンビアとチリは駐イスラエル大使召還<ガザ問題2023年11月

2023-11-03 22:18:17 | アフリカと中東

ボリビア、イスラエルと断交 コロンビアとチリも大使呼び戻す
2023年11月1日午後 1:02 GMT+914分前更新
https://jp.reuters.com/economy/P65LDEY2P5OCBEAVVFBFJDLQHM-2023-11-01/

ガザ問題に関連し、はっきり外交的に意思表示した初めての例です。特にボリビアは強硬な態度を示しました。

これに先立ち、コロンビア大統領は強烈な不快感を表明しました。
『ガザ完全包囲は「ナチズム」 コロンビア大統領』
2023年10月10日 9:58 発信地:ボゴタ/コロンビア [ コロンビア 中南米 イスラエル パレスチナ自治区 中東・北アフリカ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3485429

何故、中南米の国々がガザ問題に過激な反応を示すか分かりますか?

コンドル作戦
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AB%E4%BD%9C%E6%88%A6
「この作戦の目的は共産主義・社会主義とソビエト連邦の影響力をラテンアメリカから根絶することであった」

アメリカは共産主義を防ぐ名目で軍事独裁政権も支持し支援しました。軍事独裁政権の樹立を援助した気配もあります。非合法工作も無数に行っています。そのために多くに市民が犠牲になりました。また経済的な破壊を受けたケースもあります。
中南米の国々がぐちゃぐちゃになった原因の大きな一つがアメリカのこのような介入です。

その時代は、それほど古くはありません。東西冷戦の時代です。

アメリカがほぼ全ての中南米の国々から嫌われ憎まれる理由です。アメリカは、どんなに残酷な独裁政権であろうと自分に都合が良ければ支持して支援します。
「人権・自由・民主主義」
こんなものは平気で踏みにじります。

このような例は、世界中であります。それは今回、省略。

イスラエルにはアメリカが異常に肩入れしています。そして現在のイスラエル政権は過激民族主義者の半ば独裁政権です。

中南米の国々の中には、かつてアメリカに支援された軍事独裁政権に弾圧支配され多くの市民が虐殺された記憶と今のガザ市民が重なって見える国もあるのです。

だから、今回ボリビアとコロンビアとチリは過激な抗議の意思を示しました。

アメリカとNATOは、大好きですね❓
「人権・自由・民主主義」

都合により残虐な軍事独裁政権と平気で手を組み、時には強力に支援するアメリカとNATOが、「人権・自由・民主主義」などと言うのは、ご都合主義が行き過ぎています。

アメリカとNATOは、第2次世界大戦終了後に限ってみても「自分たちが過去に何をしたか❓」
よく考えてみるべきですし、反省するべきでしょう。
今回のイスラエルに対する対応とガザ市民に対する放置状態を見れば、良く分かると思います。

今世界で一番極悪なのは、アメリカとNATOです。
何故かプロパガンダに騙される人が多いようですね❓

嘘だと思うなら❓
「コンドル作戦」を調べてみるといいです。
21世紀に入ってからは、アフガン・イラク・リビア・シリア。
「テロとの戦い」だの「アラブの春」だの真に受けている人は、欧米のプロパガンダに騙されて信じ込んでいるだけです。

まともな人は、「許せない!」と思うはずです。
「人道」について、考えてみるべきだと思います。

私は最近「歴史の誤った側に立ってはいけない」と言います。
「ダブルスタンダードの側に立ってもいけない」と言います。

もし、「テロとの戦い」だの「アラブの春」だの真に受けている人がいるのなら、もう一度よく調べて自分の頭で考えてみるべきだと思います。



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