「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

日本トルコ国交樹立(きょう)100周年(⇒暗い日の友が真の友)<2024/08/06

2024-08-07 19:19:17 | アフリカと中東

日土国交樹立きょう100周年「暗い日の友が真の友」 トルコ大使が語る「特別な関係」
2024/8/6 15:10
https://www.sankei.com/article/20240806-7OESA6RSSNJMTGB4PBGQT6TSGU/

「暗い日の友が真の友」
含蓄のある言葉です。

『 日本とトルコの外交関係樹立から6日で100周年を迎えた。両国は、134年前に日本で遭難したトルコ軍艦「エルトゥールル号」の救助、日本の国連加盟時におけるトルコの尽力、双方で起きた震災からの復興支援などを通じ、友好を深めてきた。「トルコ語には『暗い日の友が真の友』という言葉がある。厳しい局面こそ真の友情が現れるという意味で、トルコと日本の関係はそういうものだ」。取材に応じたギュンゲン駐日トルコ大使は両国の絆の強さをこう表した。
 東京・神宮前の在日トルコ大使館を訪れると、エルトゥールル号の模型が目に飛び込んできた。1890年、この軍艦が和歌山県串本町沖で遭難した際、住民が69人の乗組員を救出した。このことと日露戦争勝利が、トルコの人々の「親日」を決定づけたという。』

諸外国に与えた影響
https://www.kinenkan-mikasa.or.jp/kids/war/shogaikoku.html
青年トルコ革命/青年トルコ政権
https://www.y-history.net/appendix/wh1403-140.html
『オスマン帝国では1889(明治22)年に日本を親善訪問した軍艦エルトゥールル号が和歌山沖で座礁したのを串本の人たちが救援したことから、親日的であった。そして1905年、日露戦争でロシアが敗北した知らせは人々を感激させ、当時のトルコ人で子どもにトーゴー、ノギなどの名前をつける人が多かったという。特に仇敵ロシア軍が新興国日本に敗れたことはオスマン帝国の軍人に大きな刺激を与え、日本にならって古い体制を打破して立憲国家を建設することをめざす青年トルコ革命を誘発した。』

 日本が日露戦争に勝利したことは、欧米に弾圧されていた当時の植民地や古い政治体制の国に大きな勇気を与えました。
 アジアでもこれを機に独立を志向する国が増えていったと思います。そして太平洋戦争当時の東南アジア進出は旧宗主国の支配を打ち破る結果になりました。
 大日本帝国が侵略主義的性質に変化したのは、非常に残念なことです。

八紘一宇
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%B4%98%E4%B8%80%E5%AE%87
 発想自体は意味があると思います。
残念ながら当時は天皇主権の時代でした。
だから思想としては、限界がありました。
王政擁護=体制擁護になってしまうからです。
 しかしこの思想が、戦中における対ユダヤ人政策あるいは大東亜共栄圏の発想につながります。
 残念ながら軍政は支配のみを優先した部分が多く成功したとは言い難い部分が多いです。しかしこの経験が東南アジアの国々に独立運動が起きる原因の一つになりました。夢破れた日本軍人の中には独立運動に参加して戦死した人もいますし、現地に残って帰化した人もいます。

 
 過去を評価するのは公平である必要もあります。例えば欧米目線だと満州国を悪とします。しかし政治的・軍事的に空白地帯になっていた満州に日本が進出したからこの地域が安定して経済的な発展があったことも事実です。
 かなりの最先端の社会インフラも残りましたが残念ながら共産主義中国は、これを活用することは出来ませんでした。
 一方で中国との戦争は、同胡麻化そうと侵略戦争であり容認されるものではありません。

 
 日本が日露戦争に勝利し国際的な地位を高めたことが世界の国々に少なからぬ影響を与えたことは事実です。それは誇るべき事であり恥じる必要はないと思います。
 
 残念なことにそこに恥じるべきことが混じってしまうので誇るべきことが見えなくなります。

 今、東南アジアに植民地はありません。それらの国々に独立の発想を与えたのは日本であり、日本のヨーロッパ諸国に対する戦争が、ヨーロッパ諸国が植民地維持を継続できないようにしたことも事実です。

  色々過去を反省し顧みると、また違った面が見えてきます。欧米の色眼鏡で見ない日本の過去です。

 
 私がウクライナ紛争で中立の立場に立つ理由が分かりますか❓
 
 欧米の色眼鏡で差別されている国と欧米の色眼鏡を利用して差別する側に立とうとしている国があります。欧米の色眼鏡で差別されている国を、せめて正当に評価してあげたいと思うからです。



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