「北の山・じろう」日記

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クルスク戦線>ロシア軍が反撃もウクライナ(ゼレンスキー)の主張は「全ては計画通り」<ウクライナ紛争2024/09/13

2024-09-13 19:50:54 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

2024.09.12
ゼレンスキー大統領、クルスクでのロシア軍反撃について計画通りと主張
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/zelensky-says-russian-counterattack-in-kursk-is-going-according-to-plan/
ゼレンスキー氏、越境攻撃へのロシア反撃を予測 「計画通り」
By ロイター編集
2024年9月13日午前 12:37 GMT+94時間前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/4EGLL7DL7JPMFE2LUMZIEYNB3Y-2024-09-12/

ゼレンスキー氏が、このような主張する以上は「全ては計画通り」なのだろうと思います。
(クスルス侵攻作戦について)「公表されている以上の目的がある」
「この作戦は勝利計画の重要な部分だ」
このようにも主張しています。

記事のコメント欄には、皆さんの意見も書かれています。

そのコメントの一つを読んで思い出したことがあります。
ウクライナ万歳サイトのライターDavid Axeの記事です。
②『ロシア軍がクルスク州で反撃開始 ウクライナ、危険冒した侵攻作戦で正念場』
https://forbesjapan.com/articles/detail/73668
「侵攻部隊の兵力は現在までに各最大400人規模の12個前後の大隊となっている」

※約4800人です。

2024.08.10 18:00
https://forbesjapan.com/articles/detail/73062
「総兵力は最大で人員1万人、装甲車両600両にのぼる可能性がある。このほかに砲兵部隊や防空部隊、ドローン(無人機)部隊、偵察部隊が侵攻部隊の支援できわめて重要な役割を果たしている。」

8月10日の時点では支援部隊まで入れると1万数千人が作戦に参加していると言っています。

8月22日ロシア国防省発表
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/4fd98144b38c0fe7b41f47029334e5ee
「ウクライナ軍は8月6日にロシア連邦クルスク州への侵略を開始した。」
「8月21日時点のデータによると、クルスク州の戦闘でウクライナ軍は4400人の兵士に加え、65両の戦車を失っている。注>戦車のみで65両」

こうして記事を比較して見るとロシア国防省の発表数字は、それほど誇大報告でもないようです。更に、この時点から3週間経過していますから、単純計算ならウクライナ軍の損失は、4400人の2倍以上になります。
ここから考えると②のDavid Axe氏が書いている現在、ウクライナ軍の兵員数400人の大隊12個前後の数字も大体、正しいことになります。

この際、ウクライナ軍の損失は一応無視します。
ウクライナ軍が占領しているロシア領は1300平方kmです。この広いエリアに精鋭部隊は、たった4800人程度しかいないことになります。
(兵員の損失は投入兵力の50%以上です。)

その後、追加の部隊を送り込んでいるという話はあります。しかし追加の部隊は、塹壕防衛用の二線級部隊でしょう。

今回のウクライナ軍の反撃作戦では、ロシア軍の進撃スピードが、やたら速いです。
その理由は、兵力が極端に不足しているウクライナ軍は攻撃している前線にしか兵士がいないのだろうと思います。
だから後方の側面を守る兵士がいないため、ロシア軍がスイスイ進撃しているのだろうと思います。

ロシアの軍事ブロガーの示す戦況略図では、ロシア軍は3日で10km程度進撃している地域もあります。
ウクライナ軍が、ほとんどいないから戦闘地域であるのにこのような進撃が可能なのだろうと思います。

ロシア軍が反撃を開始した理由は、侵攻したウクライナの精鋭部隊が半分以下になったからだろうと思います。

ゼレンスキー氏の「全ては計画通り」の意味は、分かりませんがロシア軍は、ウクライナの侵攻軍の数が半減したので総攻撃を開始したのかもしれません。
ロシア軍の方も予定通りウクライナ軍を撃破しつつあるようです。

どちらも予定通りのようですから、上手くいっているのでしょうね❓

ゼレンスキー氏の「全ては計画通り」の意味は、あるいはロシア領を荒らしまわりプーチン氏をビビらせたのが予定通りなのかもしれません。
「公表されている以上の目的がある」と言うことですから、まあ後付けで何とでも言えます。

ただ、以上の推測が正しければウクライナ領に帰還できるウクライナ兵は少ないかもしれません。
ロシア領の中にいますから投降するのは、楽だと思います。周りにロシア兵が沢山いますから・・・
来月中にクルスク侵攻作戦は、完了するかもしれません。
ウクライナ兵は、冬どうするんだろう❓と、心配していましたが、心配しなくても大丈夫そうです。

※「この作戦は勝利計画の重要な部分だ」の意味
ウクライナの「勝利計画」、ロシアに外交的終戦促す可能性=大統領
By ロイター編集
2024年9月12日午前 1:44 GMT+91日前更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/FYJEHGXIIRKBPLKHSWCWQLB3PE-2024-09-11/
「ロシアに心理的プレッシャーをかけて、外交交渉による戦争終結を促す」と言うことのようです。
しかし、これは変な話でゼレンスキーはロシアとの和平交渉を法律で禁止しています。だからウクライナの法律によれば、ロシアとの和平交渉は出来ません。
その上、戦況が有利に展開しているロシアが和平を申し出る可能性はありません。そのまま戦争を継続して勝てば、いいだけだからです。
あくまでウクライナがロシアの提示する条件を受け入れウクライナから申し入れた場合にのみ、和平交渉は可能だと思います。
ゼレンスキーは、ほぼ実現不可能なことを言っています。
まじめに和平交渉をする気はないと言うことです。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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