「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

クルスク戦線>西部のウクライナ軍は壊滅状態か❓<ウクライナ紛争2024/09/13

2024-09-13 19:55:20 | 中立の視点で見るウクライナ紛争

※この日記はロシア側軍事ブロガーの主張を元に書いています。ウクライナ側からの主張は、今のところありません。

2024.09.2
①侵攻921日目、ウクライナ軍がクルスク方面でマラヤ・ロクニャを占領
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/on-the-921st-day-of-the-invasion-ukrainian-forces-occupy-malaya-loknya-in-the-kursk-region/

9月2日の記事では、まだ若干ながらウクライナ軍が攻撃して占領地を拡大していました。どちらかと言うと東部を攻撃しています。
だからゼレンスキーは、このような強気の発言をしていました。
『ゼレンスキー大統領、ロシアが交渉に応じるまでクルスクから撤退しない』
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/zelensky-wont-withdraw-from-kursk-until-russia-agrees-to-negotiate/

2024.09.13
ロシア軍があらゆる方向で前進、クラホヴェ方面で新たな大釜が登場
https://grandfleet.info/war-situation-in-ukraine/russian-troops-advance-in-all-directions-new-cauldron-appears-in-krahove/

クルスク西部でロシア軍の反撃が明確に始まったのが9月10日の軍事ブロガーの報告が最初です。
この記事は、12日夜のロシア側軍事ブロガーの主張です。
①の記事の戦況略図が、大体ロシア軍の反撃前の勢力の境界線だと思います。
一番、進撃の速い地点ではロシア軍は戦闘地域を東に10km位進撃しました。

ロシア側の軍事ブロガーの主張によれば、多分ウクライナ軍が一番多くいたであろうセイム側東岸の(A)クラスヌクチャブリスコエKrasnooktyabr'skoeにいたウクライナ軍は、包囲されたと思います。主攻方面ですから少なくとも500人から1000人程度の兵士がいたのではないかと思います。
ロシア軍の進撃の速さを考えると撤退は、ほぼ無理だと思います。ロシア側の軍事ブロガーは、集落の掃討を終えたと報告しています。投降した兵士はかなりいるのではないか・と思います。投降しなければ全滅でしょうね。

更にロシア軍の進撃が急激であるためにコレネヴォКореневоの東のクレプナ川沿いを攻撃していた(B)マドヴェエフカMatveevkaとオルゴフカOl'govkaエリアのウクライナ軍も急いで撤退しないと包囲される危険性があります。

ロシア軍が現在位置の直ぐ東にあるリュビモフカLiubimovka~ゼレニ・シャリクZelenyi Shlyakhを奪還すると脱出は困難になります。(機甲部隊が撤退できる道路を封鎖されます)

と言うようにウクライナ軍にとっては困難な状況が生まれつつあります。
仮にマドヴェエフカMatveevkaとオルゴフカOl'govkaエリアのウクライナ軍が撤退するにしても周囲にロシア軍の拠点が沢山ありますから追撃は必至の状況です。
留まればやがて包囲の危険が生じ、撤退すればかなりの損失が出るでしょう。
ウクライナ軍の悪い癖で最後まで撤退しなければ包囲されます。

これを見ているとロシア軍は、ウクライナ軍の攻撃が伸び切るのを待っていたようです。伸び切って後方側面を守るウクライナ軍が薄くなったところを一気に反撃したようです。
完全に狙われていましたね。
ロシア軍の方が数枚上手でした。

と言ってもロシア軍が奪還したのは、西部の一部でウクライナ軍は、中央から東部にかけてまだかなりの面積を占領しています。
西から順番に反撃していくのか❓
東部や北部も同時に反撃するのか❓

分かりませんがクルスク州のウクライナ軍は、厳しい秋を迎えることになりました。
どう考えても1300平方kmの占領地を守るにはウクライナ側の兵力は少なすぎると思います。推定で強力な部隊が残り5000人程度、二線級の塹壕用部隊がどの程度追加で来ているか・位だと思います。
大きく包囲しているロシア軍は3万人以上でしょう。
到底、太刀打ちできないと思います。

※これが、どう不味いか❓
ウクライナ軍の強襲部隊の残りは12個大隊程度と推測しています(1個大隊400人)David Axe 氏
https://forbesjapan.com/articles/detail/73668

仮に(A)方面に2個大隊いるとします⇒800人
(B)方面に3個大隊いるとします⇒1200人
推定4800人の強襲部隊のうち2000人がピンチではないか❓と言う話です。

速く撤退しないと全滅か捕虜でしょうね。
ウクライナ領が近いところは徒歩でも逃げられると思いますが、深い位置にいるウクライナ兵は逃げるのは難しそうです。
戦車や装甲車、重い戦闘用車両や大砲にミサイルランチャーなどはウクライナ領に持ち帰るのは難しいと思います。
大体、ロシア軍が予定しているであろう通りになりそうです。
ゼレンスキーが主張するところでは「これはウクライナの計画通りだ」なのだそうです。

※ちなみにウクライナ側のDEEP STATEの報告が遅いのはウクライナ側が情報統制しているのと現地が混乱していて情報が得られないのであろうと思います。
他の戦場については、また今度。


※関連記事目次
「中立の視点で見るウクライナ紛争」の目次⑥
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/e2c67e9b59ec09731a1b86a632f91b27



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