「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

どうなる❓2024米大統領選挙とトランプ氏のSNS<2024/08/03

2024-08-03 19:46:54 | アメリカ合衆国

(1)こんなの見たことない!と言うほどに混乱を極めた米民主党と最後はトランプ暗殺未遂が起きて、ほぼマンガの世界になりました。
これが世界最強の軍隊と核兵器の大統領を決める選挙の過程で起きたことです。
21世紀はまだ24年だというのに、世紀末と言うしかありません。アメリカの政治制度は制度疲労の結果、ほぼ機能を失っていると言えます。根本的に今の大統領選出方式を変えないと、今後同じことが繰り返されるでしょう。
一番問題なのは民主党と共和党と言う二大政党が大統領候補者を選び出す能力を失っていることです。
究極の金権政治と旧式の選挙制度が、限界に行きついたと言うことだろうと思います。

トランプ暗殺未遂事件が起きた後は、トランプ氏リードかに見えました。
民主党の方は、その後意外にすんなりとハリス副大統領に候補者の差し替えが進みました。
ハリス副大統領に対するアメリカ人の評価はニュートラルだと思います。
手垢にまみれたバイデン氏やトランプ氏よりは、その意味で追い風があると思います。

今、アメリカ人は思い出していると思います。
2020年大統領選挙が終わった後、多くのアメリカ人が願ったこと。
『次の大統領選は、この組み合わせは止めてくれ!』
片方はやっと消えました。もう片方、残っていますね❓
(高齢問題)
この事を思い出しているアメリカ人は、結構いるかもしれません。
有色人種やイスラム系アメリカ人のバイデンさんの評価も低かったと思います。
この部分もハリス氏は、相当回復しつつあるのではないかと思います。
何よりトランプ嫌いにアメリカ女性は、かなりいると思います。この点は、大幅に回復したと思います。

そしてボチボチと連邦議会襲撃事件を思い出すアメリカ人も増えているのではないかと思います。
『トランプ氏、連邦議会議事堂襲撃の受刑者に「恩赦」 大統領選当選なら』
2024.08.01 Thu posted at 19:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35222285.html

トランプ氏は、以前から同じ発言をしています。
連邦議会議事堂襲撃を起こした犯人は正しかった・と言っているのと同じです。
これを普通のアメリカ人が、どう考えるかです。

『全米自動車労組、ハリス氏支持を表明 激戦州での票獲得につながるか』
2024.08.01 Thu posted at 15:35 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35222268.html
『ハリス氏がトランプ氏に勝つには、鍵は黒人や若年層か 米大統領選』
2024.07.30 Tue posted at 08:30 JST
https://www.cnn.co.jp/usa/35222101.html

<CNNとSSRSによる世論調査>
ハリス氏は黒人の有権者からの支持で、78%対15%とトランプ氏をリードしている。
バイデン氏のリードは70%対23%とより小さかった。

ヒスパニック系の有権者
ハリス氏とトランプ氏とではヒスパニック系の有権者の支持は47%対45%。
同じ回答者の4月と6月の支持はトランプ氏が50%、バイデン氏が41%

35歳未満の有権者
現在の支持率はハリス氏が47%、トランプ氏が43%
4月と6月は、トランプ氏の支持が49%、バイデン氏が42%

『 改善したとはいえ、ハリス氏にとって今回の結果は物足りないものだろう。ハリス氏は20年の最後の世論調査において、同じグループの中でバイデン氏より少なくとも5ポイント支持が低い。
 黒人の有権者の支持は20年の選挙戦終了時点で、バイデン氏が84%と、トランプ氏の9%を上回っていた。さらに注目すべきは、ヒスパニック系の有権者からの支持は、58%対32%の差でバイデン氏がリードしていた。

 最後に、ハリス氏は若い有権者の間で人気のミーム(人々が模倣する動画や画像)となっているが、20年の選挙終了時の60%対31%というバイデン氏の優位は、現在のハリス氏の状況よりもはるかに大きなものだった。』

 今後、ハリス氏がどれだけ上記の民主党支持基盤の票を獲得できるかが、勝敗を分けそうです。そしてこの記事は触れていませんが、女性票ですね。
BBC
『米連邦最高裁、人工中絶権の合憲性認めず 重要判決を半世紀ぶりに覆す』
2022年6月25日
https://www.bbc.com/japanese/61929747

この判決が全米の女性有権者の怒りを買い、2022年の中間選挙では共和党は本来あるはずの議席を多く失いました。
この問題をうまくアピールできれば、2022年の再来も期待できます。

バイデンさんでやる気をなくしていた民主党関係者は、再び勇気を持ったのは間違いないと思います。
政治資金の集まり方を見ても順調ですし、運動員も増えました。
ハリス氏への候補差し替えは少なくともマイナス要因よりは、プラス要因の方が圧倒的に大きいと思います。

米民主党を応援するヨーロッパ諸国からは圧倒的な支持と支援を受けるでしょうね。

民主党は、五分五分まで盛り返したように見えます。
後、3か月ハリス氏がどれだけアメリカの有権者にアピールできるかが、勝敗を分けそうです。
逆転の余地は、十分あると思います。
「バイデンは嫌だけど、ハリスならいいや・・」
無党派層でこんな人が増えれば、あるいは❓

(2)トランプ氏のSNS
トランプ氏のSNS資産価値、1340億円減少 ハリス氏の出馬受け
2024.08.02 Fri posted at 10:54 JST
https://www.cnn.co.jp/business/35222309.html

「トゥルース・ソーシャル」が上場後、株価が急騰しました。
「おっ!トランプ応援団やるじゃないか!」
と思ったのは誤解で、単にマネーゲームに群がる投資家が集まっただけでした。投資価値など大したありませんから、その後急騰と暴落を繰り返しています。
「トランプ・メディアの株価は今年3月下旬に上場して以来、激しく乱高下している。専門家は、トランプ・メディア株をファンダメンタルズではなく誇大広告と機運で取引されるミーム株とみなしている。」
ミーム株⇒投機の対象にされるボロ株

「 グループの株価は、バイデン大統領が選挙戦から撤退しハリス氏を支持した7月21日以来、約23%下落。トランプ氏の持ち分は9億ドル(約1340億円)減少している。1日には市場全体が大きく下げるなか、再び急落した。
 同企業株の価値は、バイデン氏が撤退する前の最終取引日である19日時点で40億ドル強だった。その後、約31億ドルまで下落している。」

多分、トランプ暗殺未遂事件後、株価が急騰していたのではないか・と思います。
ハリス氏が民主党の候補に決まったことを受けて、また暴落したという話です。

 トランプ氏が劣勢になれば、株価はさらに暴落して誰も見向きもしなくなると思います。資産価値は、ごく少ない株だそうです。
 つまり❓
 このボロ株を見ていれば、どっちが優勢かのリトマス試験紙になるというわけです。

 トランプ・メディアの株価を見ていることが、大統領選を占う一番いい方法かもしれません。

※どこまで行ってもマンガの世界の2024米大統領選です。
笑える箇所がテンコ盛りです!


※関連記事目次
項目「アメリカ合衆国」の目次②
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/6ea78b12b6512e36fbdc6eebd50f97ce###



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