「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

大成建設のビル建設・鉄骨などの精度不良や虚偽申告の問題<2023・3・17>

2023-04-07 17:34:23 | 日本の政治経済

大成建設、札幌のビルで精度不良 専務ら辞任、工期28カ月延長
2023年03月17日01時27分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023031700016&g=eco

大手ゼネコンと言えば、誰でもその品質を信用すると思います。
「NTT都市開発からの指摘で、同社と定めた品質基準を満たさない鉄骨やスラブ厚の精度不良が複数箇所で発覚。また鉄骨精度の計測値について、大成建設は一部実測値と異なる数値を工事監理者に報告していた。 」

簡単に言うと手抜き工事ですね。
信じられない気がしますが、世の中こんな事も起きるのですね。多分、共同事業体事業でしょう。だから発覚しましたが、単独事業なら分からなかったかもしれません。それで完成して引き渡され、大型の地震でも来て倒壊したらトルコ大地震と同じことが起きていたかもしれません。

結局、建設中のビルは、いったん解体されて建築し直しです。これまで建設するためにかかった費用、解体撤去する費用、完成遅延には違約金も発生するでしょう。おそらく資材や人件費の高騰が、手抜きを生んだのではないかと思います。しかし、赤字でもきちんと建設して引き渡した方が、はるかに損失は少なかったでしょう。

「大成建設」の建設した建物は、大丈夫なのか?
と言う疑問は、大成建設の建設したすべての建物で発生すると思います。今後、大成建設を入札から外す事業も出てくるかもしれません。
失ったのは多額の現金だけでは、ありません。
長年かけて作り上げた「信用」を失いました。



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