「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

(ロシア)プリゴジン氏ベラル-シに移動・ワグネルは行進中止<2023年6月

2023-06-25 15:18:43 | ロシアと周辺国

ワールド
2023年6月25日6:35 午前4時間前更新
ワグネル、部隊に引き揚げ命令 モスクワ進軍せず「流血回避」
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-prigozhin-withdraw-idJPKBN2YA0I5
「ワグネル」プリゴジン氏、モスクワへの前進中止を発表 ベラルーシ大統領が仲介とロシア報道
https://www.bbc.com/japanese/66009345


プリゴジン氏がベラルーシのルカシェンコ大統領の仲介を受け入れる形でワグネルの部隊はモスクワへの行進を中止して野営地に帰ることになりました。プリゴジン氏はベラルーシに移動するようです。

ロシア政府は、プリゴジン氏とワグネルを刑事訴追しないようです。

ルカシェンコ大統領の広報
「ロシア領内でワグネルの移動を中止するというルカシェンコの提案を、プリゴジンは受け入れた」
「ワグネル戦闘員の安全保証と共に、受け入れ可能な事態鎮静化の形を見つけることは可能だ」

判明しているのは・・
ワグネルの部隊は、野営地に帰る
プリゴジン氏は、ベラルーシに移動する
ロシア政府は、プリゴジン氏を刑事訴追しない
ワグネルの戦闘員は、ロシア軍との契約が可能

なんだか良く分かりませんが、取り敢えずワグネルとロシアの正規軍の衝突は回避されました。
反乱軍と名指しされたプリゴジン氏とワグネルは反乱軍ではないようです。

あれだけの規模のワグネルの部隊を鎮圧できるロシア軍の部隊は、ロシア国内にはいないと思います。

しかし、数万人規模のワグネルの部隊をどうするのかは、今後交渉の上で決まるのであろうと思います。反乱軍を鎮圧もせず交渉で基地に帰らせるのは、何というのか分からないところです。

これでロシア国内では、武装蜂起類似行為をしても脅しだけで済ませておけば、ナアナアで済みそうな事が分かりました。ワグネルがやって済むのなら正規軍が数万人単位で武装蜂起類似行為をやってもいい訳です。

それにしても分からないのが・・
プリゴジン氏ベラル-シに移動する事です。亡命でもないし移動です。ワグネルの元々いるコアな部隊とともに移動するのでしょうね。その生活費などは、誰が負担するのか?結構、軍事組織は経費が掛かります。手勢を連れて行かないと、すぐ暗殺部隊を送り込まれますからね・1万人も行けば、ベラルーシなんか客分扱いしないと困ると思います。ベラルーシ軍は5万人少々しかいません。ロシアの駐留軍だって大したいません。ロシアの駐留軍に混ぜるのでしょうか?

今後、どうなるのか?時間が経過しないと分かりません。

驚くことはワグネルの部隊はロストフ(Rostov)州の州都ロストフ・ナ・ドヌーのロシア南部軍管区司令部を含む軍事拠点を無抵抗で占拠したことです。更には市民の歓迎を受けているようでした。ワグネルの決起を市民は歓迎したと言うことですね。更には、モスクワから200km地点まで無抵抗で行進したことです。誰もワグネルの部隊に逆らうものは、いませんでした。今、ロシア国民がどのような心境なのかの一端を示しているような気がします。多分誰かがクーデターを起こせばロシア国民から歓迎されるかもしれません。少なくとも抵抗するロシア国民は、いないと思います。

ワグネル進軍、歓迎するロシア住民
2023年6月25日 10:55 発信地:ロストフナドヌー/ロシア [ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3469648?cx_part=top_topstory&cx_position=2



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