佐賀を代表するお祭りは? 古きは唐津くんちに伊万里トンテントン。
最近を代表するものは バルーンフェスタに鹿島ガタリンピックってとこでしょうか。
鹿島ガタリンピックは近年イベント成功例の代表格として伝えられることが多いと思いますが、6月7日に開催、今年でもう25周年を迎えるのです。
15年前に応援歌を作らせてもらった縁で何かと関わらせてもらっています。
鹿島ガタリンピックの素晴らしさはアイデアの奇抜さや会場の面白さはもちろんですが、特筆すべきはスタッフの情熱と組織のあり方だと僕は感じています。
実行委員長を始め毎年スタッフの役割は変わっていきます。同じ人が同じ役をやった方がどれほど楽かわかりませんが、鹿島ガタリンピックは毎年役割を変え、その年齢も年々若返って今を迎えているのです。
スタッフが若いということは未来があるということです。このしくみは1年や2年で出来るものではありません。
さらにはこのイベントのほとんどの予算は自治体ではなく実行委員会自らが足で集めた協賛金で支えられているということです。
自治体の補助金で運営されてきたイベントの多くは補助金が打ち切られたとたんに消滅してしまいます。
鹿島ガタリンピックのスタッフはこの厳しいご時世の中、資金集めに奔走されています。
今の世の中、楽に運営できるイベントはありません。
鹿島ガタリンピックは「町おこし」「国際交流」「環境保護」においても素晴らしい、そしてなによりもスタッフが故郷の誇りを胸に頑張っている心が伝わる祭りです。
※写真:鹿島ガタリンピックHPより
※鹿島ガタリンピックの応援歌の一部を掲載させていただきます。
鹿島ガタリンピック応援歌
夢を捨てないで
作詞・作曲 北村尚志
夢を捨てないで もう一度頑張って
子どもの頃の自分に負けないように
汚れてみること 裸足で歩くこと
そんなことさえ僕らは忘れているから
ちなみに・・この歌は 僕がガタリンピックを見に行ったとき、会場を遠くに駐車場係をしている人を見て感じたことを歌にしました。
しかしいつも自分が楽しむだけで、スタッフの方々のことは考えたこともありませんでした。
今年は少し見る目が違うと思います。
僕も毎年行っていますが、自分が出来ることは、出来るだけ友達を連れていくこと とか、
ゴミを捨てないこととか、そして出来るだけ楽しんで帰ること・・・でしょうか。