
新曲のレコーディングレポート最終回です。
今回は最終段階のマスタリングです。マスタリングとは楽曲のすべての編集作業が終わった後に音の大きさや音色のバランスを整える、木工製品に例えるならば磨き作業みたいなもの。
ここまでの作業がいくらうまく出来ていても最終仕上げが雑だとやはり出来もイマイチになります。
特に現代では高級オーディオもあればカーステレオやラジカセ、ヘッドホンなど聞く人によって機材も様々、しかしどんなもので聞いても一様に音が伝わるようにするのがマスタリングなのです。(やや難しいか・・。)
今は離れたスタジオにいるアレンジャー・エンジニアと佐賀のスタジオの僕とが少しずつ調整をしながら音データをPC通信でやり取りをすることも出来ます。一昔前からすると夢のような作業です。
①まず大きくて解像度の高いスピーカーで聞き、各パートの粗探しをし、修正します。
②定番のスタジオモニターでもう一度バランスをとります。
この作業を何度も繰り返します。 だんだん耳がバカになってきます。
③今度は小さいスピーカーで聞きなおします。
この段階で同じ曲を何十回も聞いているので少し嫌気が差してきます。
④いったんミックスした音をカーステレオで聴きなおします。ついでに気晴らしでドライブなど
⑤最終的にはラジカセで聴いてみます。
そしてまた①から⑤の作業をやり、終了です。朝からやっていたのにもう夜の10時です。
もうくたくたです。 しばらく音は受け付けないくらいです。
反省すべき点は多々ありますが、それは自分が成長している証だということにして・・・。
でも今回はいい作品が出来ました。満足です。
CDの完成は2月の上旬になります。
自分の曲でも嫌気がさしてくるんですね(笑)
新曲楽しみです。
毎回嫌になります。それでも好きでやっています。
結局 翌日も20回は聴きました。
自分が生んだものだから あたりまえですけど。