北近畿経済情報

北近畿各都市の経済ニュースを紹介。

福知山、柏原両検審が舞鶴、伊丹に統合 最高裁判所

2009-03-29 | 地域全般
検察審査会の権限が強化される改正検察審査会法が平成21年5月に施行されるのを踏まえ、最高裁判所は4月1日に全国201会ある審査会を165会に統廃合する。事件受理数の少ない50会を廃止し、近隣の審査会と統合する一方、多忙な大都市に所在する計14会新設するもので、各審査会の不均衡を是正し、各地域の中核市に所在する審査会に統合することで充実した審査ができるよう体制を整えるのが狙い。

検察審査会は原則、全国各地裁の本庁と支部の庁舎に置かれ、有権者名簿から選ばれた11人が不起訴事件の当否を審査している。現行の審査会の決議は検察官が起訴するかどうかを決める参考にとどまっているが、改正法が施行されると、審査会で2回「起訴相当」と議決された事件は必ず起訴されるようになる。

北近畿地区では福知山検審(福知山市)が舞鶴検審(舞鶴市)に統合される他、柏原検審(丹波市)が伊丹検審(伊丹市)に統合される。また小浜市など嶺南地方を管轄していた敦賀検審(敦賀市)も福井検審(福井市)に統合される。これにより北近畿に所在する検察審査会は舞鶴、豊岡、宮津の三ヶ所だけとなる。

岡-東羽合間 31日に4車線化 国道9号福知山

2009-03-27 | 福知山市

毎日新聞(3月27日付)舞鶴支局版

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岡-東羽合間 31日に4車線化 国道9号福知山

国道9号線福知山道路(福知山市長田野-新庄間5.8キロ)のうち岡-東羽合間1.4
キロが31日午前10時から、4車線化される。通勤時間帯や休日の交通混雑緩和に貢献する。

4車線化区間は福知山駅南側の市街地で、道路沿いには集客施設が多く並んでいる。中央分離帯を設け、バリアフリーの広い歩道も確保されている。

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福知山市内の国道9号線は、北近畿でも有数の交通量を誇っているだけに早期に福知山道路の開通が望まれます。


2号機 組み立てピーク 関電・舞鶴火力発電所

2009-03-26 | 舞鶴市

京都新聞(3月25日付)

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2号機 組み立てピーク 関電・舞鶴火力発電所

関西電力・舞鶴火力発電所(舞鶴市千歳)で来年8月の運転開始をめざし、発電所から約7.5キロ離れた舞鶴西港喜多埠頭(同市喜多)で、2号機のボイラーの組み立て作業がピークを迎えている。

2号機は1号機と同じ敷地内に建設中で、2月末の進捗率は約50%。発電所が手狭なことから、ロシアからの木材輸入減少で空きスペースができた同埠頭で、昨年1月から作業が進められている。

ボイラーは石炭を燃やして高温の蒸気を発生させる設備で、ボイラーが入る建物は高さ約75m、幅約65m。8月までに配管など全体の半分ほどを組み立てる。最大で長さ14m、幅11m、高さ7mもあるという。作業員は早朝から、東南アジアなどから輸入した棒や板を仕分けて組み立て、船で発電所に運んでいる。

舞鶴火力発電所は、関西電力で唯一の石炭火力発電所で、2号機の出力は1号機と同じ90万kWを見込んでいる。

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路線拡充 利用好調な日高町内 豊岡イナカー

2009-03-22 | 豊岡市

毎日新聞(3月22日付)豊岡支局版

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来月から2路線拡充 利用好調な日高町内 豊岡市イナカー

昨年10月に運行が始まった豊岡市営バス「e nacar(イナカー)」について、市は4月1日から利用が好調な日高町内の2路線を拡充する。竹野町内の停留所増設や運行時間も一部変更する。

日高町内を走る「三方線」(JR江原駅西口~栗山)を金谷まで延長し、予約があった場合のみ運行する「デマンド運行」は三方公民館~知見までとする。デマンド運行だった「八代線」(江原駅西口~小河江)については、同駅西口から上八代まで定時運行とし、上八代~小河江をデマンド運行にする。

竹野海岸線では、竹野町竹野に「トヨダ竹野店前」の停留所を新設するほか、午後12時52分「竹野発相谷行き」を午前11時半発とする。但東町の「天谷佐々木線」でも、午前11時半「出合発佐々木行き」を午後2時発にする予定。

2月6日~17日に市内6会場で開催した「バス交通を守る市民検討会」で意見を求め、5日の市地域公共交通会議で変更を承認された。市都市整備課は「今後もできるものについては利便性の向上を図りたい」と話している。料金は変わらず2.5キロまで100円、最高400円。

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地域輸送が全国的に苦戦するなど、良いニュースですね。ぜひ頑張ってもらいたいです。


小浜市と新工場建設の具体化進まず 日本電産

2009-03-20 | 小浜市

毎日新聞(3月19日付)福井支局版

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小浜市と新工場建設の具体化進まず 日本電産

日本電産シバウラ(小浜市駅前町)が市の用意する用地(同市遠敷)で表明している新工場建設について、年度内に土地の転貸借契約を目指す松崎晃治市長は18日、親会社の日本電産(本社:京都市)と具体的な話が進んでいないことを明らかにした。

市議会の一般質問で、山本益弘市議に契約の見通しを問われ、松崎市長は「撤退や中止の話はまったく出ていない。今月中にできるよう努力したい」と述べ、日本電産の永守重信社長との面談を求めていることも明らかにした。

市は進出用地4万5,000㎡を先行して借り上げ、05年度から年間2,300万円の借地料を支払っている。

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小浜市では2000年に若狭松下電器(現・パナソニックエレクトロニックデバイス若狭)が小浜工場を統合し、撤退して以降、昨年夏の日本電産シバウラの工場増強は久々に良いニュースだっただけに、心配ですね。

他にも北近畿地区では舞鶴市が誘致した製造業の企業が工場建設を延期するなど、未曾有の金融危機の影響が出ているようです。また福知山市や綾部市の工業団地でも減産や人員削減の動きがあり、まだまだ厳しい状況が続きそうです。


無料化方針示す 宮津野田川道路 京都府

2009-03-19 | 地域交通

京都新聞(3月18日付)

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無料化方針示す 宮津野田川道路 府会委で知事

京都府議会の予算特別委員会は17日、総括質疑を行った。京都府が2010年度内の開通を目指している鳥取豊岡宮津自動車道・宮津野田川道路(延長6.4キロ)について、山田啓二知事は「宮津市街地の混雑解消などの効果が期待される」と延べ、無料化する方針を初めて示した。

宮津野田川道路は京都縦貫自動車道に直結する地域高規格道路で、宮津市内の宮津天橋立IC(インターチェンジ)-(仮称)野田川岩滝IC間を結ぶ。約9割で工事を終えている。

無料化の理由について、府は海水浴シーズンの宮津市街地の混雑解消とともに、着工当時の想定よりも地域の人口流出や高齢化が進んでいる点や、京都縦貫自動車道の利用促進効果を挙げている。

3府県をまたぐ鳥取豊岡宮津道路は、宮津市と鳥取市がつながれば延長約120キロになる。すでに部分開通した兵庫県の香住道路(6キロ)、鳥取県の東浜居組道路(4キロ)で無料化が実施されており、府建設交通部は「地域の活性化を考えれば、将来的に全線開通しても無料化を目指したい」としている。

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好調の「舞鶴-神戸便」を2便増発へ 京都交通

2009-03-16 | 舞鶴市
京都府北部を中心に路線バスや高速バスを運行する京都交通(本社:舞鶴市)は4月1日より高速バス「舞鶴-神戸・三宮線」を2本増便、従来の1日6往復12本から7往復14本に増発し、運行すると発表しました。

増発されるのは舞鶴営業所を8時15分に発車し、神戸三宮に10時40分に到着する便と神戸三宮を17時ちょうどに発車し、舞鶴営業所に19時25分に到着する便。好調な利用実績に支えられ、増便に踏み切る。ビジネス利用時間帯に設定することで、更なる利便性向上をめざす。

なお、同日より利用率が低迷していた舞鶴市内の「大門通三条」と「西宮名塩」のバス停を通過扱いとしする。

舞鶴市内では、対大阪・神戸方面輸送で鉄道(JR西日本)と高速バス(京都交通)が熾烈な競争を繰り広げているが、近年は直通便のない鉄道に代わり、急速に高速バスが台頭してきている。

綾部ロジステックセンターを閉鎖 エスペック

2009-03-15 | 綾部市
環境試験器、計測システム製造・販売の大手であるエスペック(本社:大阪市)は3月11日、綾部市内にある綾部ロジスティックセンターと久御山工場(京都府久御山町)を閉鎖し、福知山工場に集約するという経営合理化策を発表しました。

エスペックは環境試験器分野では日本トップシェアを誇り、特に福知山工場はその主力工場。しかし2005年より事業開始した半導体洗浄事業で大きな損失を計上した上、世界的な金融危機によりアジアを中心に市場展開していた同社の受注が減少。今回の合理化策につながりました。

販売拠点については京都営業所(京都市)の閉鎖を予定。


若狭西街道が全線開通へ 国道27号のバイパス機能に期待

2009-03-14 | 小浜市

北陸中日新聞(3月14日付)福井県版

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若狭西街道が全線開通へ 農産物運搬とバイパス機能

福井県が小浜市上野-高浜町馬居寺間22.8キロの区間で整備を進めてきた広域農道「若狭西街道」が、21日に全線開通する。

一部県道を利用するものの、美浜町と若狭町を走る広域農道「若狭梅街道」と接続する。農産物の運搬と、国道27号のバイパス的な役割を果たす。

整備事業は1995年度に着手。99年から部分的な利用が始まり、小浜市谷田部-飯盛の6キロの区間を残すのみとなっていた。

道路は幅8メートルの2車線。国道27号の南側を平行する形で工事が進んだ。山沿いのため14カ所にトンネルが造られた。総事業費は約320億円。

開通によって、県は小浜市、高浜、おおい町の約2,700haが受益の対象になると試算している。21日は午前10時から、同市飯盛の現地で完工式と開通式があり、関係者約80人が沿線住民待望の農道の完成を祝う。一般車両の通行は、同日午後2時からの予定。

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来月にも脳神経外科休診へ 府立与謝の海病院

2009-03-11 | 与謝郡

京都新聞(3月11日)

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来月にも脳神経外科休診 府立与謝の海病院 医師辞職

京都府北部の医療拠点・府立与謝の海病院(与謝野町)の脳神経外科で、唯一の勤務医が3月末で辞職し、後任の医師が見つからなければ4月以降、休診することが10日、分かった。同病院や府は、府立医科大などと連携して「医師確保に全力を挙げる」としているが、めどは立っていない。

府立与謝の海病院の脳神経外科は1994年、3人の勤務医で開設。宮津市以北で唯一、緊急な脳疾患治療を行う救急告示病院(府指定)の役割を担ってきた。しかし昨春、2人になっていた医師のうち1人が退職、診療は1人体制になっていた。

このため、診療日を週5日から2日に減らして対応。外来患者は昨年4月から今年1月末まで延べ1,769人で、1日20人以上。入院患者も1日6人程度になっていたという。

今後、休診する場合は入院中の患者2人の受け入れ先を探すとともに、外来患者に対しても事情を説明し、継続して診療を受けられるよう院内の他科や他の病院の脳神経外科を紹介する。救急診療については京都市消防局のヘリコプターなどを使い、診療体制が整っている京都市や舞鶴市内の病院に搬送して対応するという。

脳神経外科に通院している男性(83)=与謝野町=は「診療が休止になるのはとても心配。地域には病院が少なく、時間外でも診てもらえる先生が地域にいてほしい」と不安を口にした。府医務課の宮地徹課長は「休診した場合でも、継続して医師確保に当たり、見つかり次第再開したい」と話している。

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