京都新聞(3月25日付)
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2号機 組み立てピーク 関電・舞鶴火力発電所
関西電力・舞鶴火力発電所(舞鶴市千歳)で来年8月の運転開始をめざし、発電所から約7.5キロ離れた舞鶴西港喜多埠頭(同市喜多)で、2号機のボイラーの組み立て作業がピークを迎えている。
2号機は1号機と同じ敷地内に建設中で、2月末の進捗率は約50%。発電所が手狭なことから、ロシアからの木材輸入減少で空きスペースができた同埠頭で、昨年1月から作業が進められている。
ボイラーは石炭を燃やして高温の蒸気を発生させる設備で、ボイラーが入る建物は高さ約75m、幅約65m。8月までに配管など全体の半分ほどを組み立てる。最大で長さ14m、幅11m、高さ7mもあるという。作業員は早朝から、東南アジアなどから輸入した棒や板を仕分けて組み立て、船で発電所に運んでいる。
舞鶴火力発電所は、関西電力で唯一の石炭火力発電所で、2号機の出力は1号機と同じ90万kWを見込んでいる。
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