北近畿経済情報

北近畿各都市の経済ニュースを紹介。

柏原赤十字病院 外科常勤医2人内定 救急輪番復帰へ

2008-12-31 | 丹波市

丹波未来新聞(12月29日付)

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柏原赤十字 外科常勤医2人内定

柏原赤十字病院 (玉田文彦院長) に来年4月、 外科常勤医2人が着任することが内定した。 同病院は外科手術の再開に向け、 手術室や外来診察室の整備、 機器の調整などを始めた。 2人の着任と同時に丹波医療圏域の救急輪番にも復帰する予定。 同病院は一時、 内科医が2人だけとなっていたが、 現在は6人まで増え、 外科常勤医が待望されていた。

同病院の外科は、 常勤医がいなくなったことを受けて2006年4月に休診。 今年10月から週1日、 兵庫医科大学篠山病院から医師が派遣され、 同外来を再開した。 同病院での外科手術は、 休診した06年4月以降、 行われていない。

玉田院長は、 「これまで県立柏原や篠山病院、 神戸日赤などにお願いしていた外科手術を当院でも対応できるようにと外科医の招へいに努めてきた。 病棟の老朽化も進んでおり、 リフォームや増床をめざして、 まずは黒字化をはかりたい」 と話している。

同病院は、 昨年単年度で約3億6,800万円あった赤字を、 今年度は約2億円まで圧縮する見込み。 2011年度に黒字化をめざすとしている。

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柏原赤十字病院 常勤婦人科医が着任

2008-12-31 | 丹波市

丹波未来新聞(12月29日付)

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柏原赤十字 常勤婦人科医が着任

柏原赤十字病院に来年1月1日付で婦人科常勤医1人が着任する。 同病院は2007年3月末から産婦人科常勤医がいなくなっていた。

今年5月から週2回、 非常勤で外来診察にあたってきた大津俊介医師 (61) =神戸市=が、 常勤の婦人科部長として着任する。 子宮がん診療を中心に、 外科医着任後は手術も行う予定。 大津医師は、 神戸大学医学部産婦人科学教室に入局後、 高砂市民病院、 誠仁会協和病院、 愛仁会高槻病院などに勤務。 1988年に神戸市で開業した。

玉田文彦院長は 「大津医師を中心にして子宮がんや乳がん検診の充実と、 検診件数の増加に力を入れていきたい」 と話している。

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土木事業を大幅見直し 丹波県民局

2008-12-27 | 丹波市

神戸新聞(12月26日付)

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計画見直しで10カ所削除 丹波地域の県土木事業

丹波県民局は25日、本年度から2018年度までの道路や河川、砂防整備などを示す「丹波地域 社会基盤整備プログラム」を発表した。兵庫県の「新行財政構造改革推進方策(新行革プラン)」に沿い、現行のプログラム(02-12年度)を途中で見直した。新プログラムでは、継続事業の完成を優先するとして道路整備事業10カ所が外れ、事業カ所数も135から91まで絞った。

新行革プランでは、公共事業費を本年度の2,380億円から徐々に減らし、13年度以降は1,900億円に縮小。新規事業の抑制に伴い、各県民局ごとに社会基盤プログラムを見直した。

丹波地域の土木事業は、旧プログラムでは135カ所(新規75カ所)だったが、新プログラムは91カ所(新規47カ所)に絞り、旧プログラムで計画されていたバイパスや道路拡幅など10カ所が削られた。

削除されたうち、丹波市春日町石才の国道175号バイパス整備(1.2キロ)や、西脇篠山線(篠山市味間北-味間南)のバイパス整備など5カ所は、社会情勢に応じて整備を検討するが、丹波市市島町東勅使の国道175号の道路拡幅など5カ所は緊急性に欠けるとして当面、見合わせる。

このほかに削除されたのは、国道429号榎トンネル(同市青垣町中佐治-福知山市)▽追入市島線バイパス(丹波市春日町国領)▽奥野々氷上線バイパス(同市母坪)▽多可柏原線拡幅(丹波市山南町奥野々)▽篠山山南線拡幅(篠山市黒田)▽篠山京丹波線拡幅(同市般若寺-泉)▽福知山山南線バイパス(丹波市氷上町賀茂)

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小浜線ダイヤ改正 快速格下げ JR西日本金沢支社

2008-12-25 | 地域交通
JR西日本金沢支社(金沢市)は来年3月14日に実施されるダイヤ改正の概要について発表しました。北近畿地区に関係のある路線は敦賀駅より東舞鶴駅間を結ぶ小浜線で、今回のダイヤ改正では敦賀発小浜行き最終快速列車を各駅停車の普通列車に格下げの上、敦賀発を22時01分とし、最終列車を現行より約30分繰上げするとしました。

また運転時刻と列車間隔の見直しも実施され、現行(敦賀発21時58分、小浜行き23時00分着)を敦賀発21時09分(小浜22時11分着)にするなど随所で時刻変更が行われる模様です。




小浜線沿線では、電化開業を機に北陸本線や湖西線、舞鶴線・山陰本線への直通運転を望む機運が高まっていますが、現在、多客期に小浜-京都間の臨時特急が運行されているに過ぎず、線内地域輸送の徹する小浜線はなかなか活路が見出せていないのが現状です。

特に北陸線の福井・金沢方面への直通特急は嶺南と嶺北との人的・文化的交流が希薄なことも一因とも指摘されますが、福井県の均衡ある発展のためにも、県都・福井市への直通特急を実現してもらいたいと思います。

鳥取豊岡宮津道の直轄化、舞鶴港の航路拡大を 京都府知事

2008-12-23 | 地域全般

京都新聞(12月22日付)

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09年度予算:財務省原案に知事、舞鶴港整備や道路整備費などに期待

◇「府北部活性化につながる」

20日に内示された国の09年度予算の財務省原案に、道路整備費1兆6,533億円と港湾整備事業費2,175億円が盛り込まれた。いずれも国全体としての内示で具体的な個所付けはされていないが、京都府は10年春に京都舞鶴港和田ふ頭(仮称)の供用開始を予定している他、鳥取豊岡宮津自動車道などの整備も進めており、山田啓二知事は「同道の国直轄化の検討や舞鶴港への航路誘致などを実施してもらうことにより、府北部地域の活性化につながるものと期待している」とのコメントを出した。

また、淀川水系河川整備計画の一環で注目された流域天ケ瀬ダム(宇治市)再開発事業に1億3,500万円▽厚生労働省所管の独立行政法人「雇用・能力開発機構」が運営を民間委託している職業体験施設「私のしごと館」で廃止までの関連経費7億8,200万円――なども認められた。
 
京都府警でも、性犯罪防止と検視体制強化などで2年ぶりとなる25人の警察官増員が認められた。

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京丹後以西、路線確定に向け調査へ 鳥取豊岡宮津道

2008-12-22 | 地域交通

京都新聞(12月21日付)

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京丹後以西、路線確定に向け調査へ 鳥取豊岡宮津道の未着工区間

京都府北部から山陰地方で計画されている鳥取豊岡宮津自動車道の京丹後市以西の未着工区間約40キロで、国土交通省が来年度、路線確定に向けた調査に乗り出す見通しとなった。1994年の計画決定後、着工のめどさえ付いていなかった区間がようやく動きだす。国の直轄整備も視野に調査されるとみられ、早期完成に向け大きな弾みとなりそうだ。

同自動車道で開通しているのは、宮津市から鳥取市までの全長約120キロのうち兵庫、鳥取県の一部計10キロのみ。府内域は府が工事を行い、宮津天橋立IC(宮津市)-野田川岩滝IC(与謝野町)の6.4キロが2011年度、大宮森本IC(京丹後市)までの4.3キロが15年ごろに完成予定となっている。

しかし府の財政難もあり、大宮森本IC以西は事業主体が決まらず、網野IC以西はどのルートを通るか決める路線確定さえできていない。

20日内示の09年度予算の財務省原案では道路整備費1兆2,000億円が計上されたが、個別道路への予算配分は来年3月末に決まる。関係者によると、同自動車道の開通に向けた調査費が盛り込まれる可能性が濃厚になったという。

国は大宮森本IC-豊岡城崎IC間で航空写真による地形の確認や適切な経路を探る測量を実施する見込み。同自動車道は主に自治体が建設を担う地域高規格道路だが、トンネルや橋りょうなど高度な技術が必要か検討し国が事業主体となることも視野に調査が行われるといい、実現すれば早期完成に大きく近づく。

京都府の山田啓二知事は「同自動車道への直轄事業導入に向けた検討を早期に実施していただけると思っている。北近畿の活性化に大きく期待したい」としている。

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舞鶴・豊岡の利便性向上 リレー号増発 JR西日本ダイヤ改正

2008-12-21 | 地域交通

京都新聞(12月20日付)

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綾部や福知山駅に特急接続列車増設 JR西日本ダイヤ改正

JR西日本(本社:大阪市)は19日、来年3月14日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。舞鶴-京都間と豊岡-京都、大阪間を結ぶ直通特急がない時間帯に、綾部駅や福知山駅で特急に接続する普通列車「リレー号」を上下21本設定し、利便性を高める。

東舞鶴駅発着では午前5時台から午後11時台まで、綾部駅で特急「はしだて」「きのさき」「たんば」と接続する上下14本を設定。豊岡駅発着では午前6時台から翌日午前零時まで、福知山駅で特急「はしだて」「北近畿」「タンゴディスカバリー」「タンゴエクスプローラー」と接続する上下7本を設定する。

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京都府北部の中心都市である舞鶴市と、兵庫県北部の中心都市である豊岡市へは直通特急が少なく、高速バスが優勢な地域だけに、今回のダイヤ改正で鉄道の利便性が向上することは大変喜ばしいことです。

特に豊岡市は観光を産業の基盤としているだけに、京阪神地域からの集客を考えると、本来は直通特急の増発が望ましく、まずは利用客を伸ばすことが大前提なだけに、ダイヤ改正を機に官民一体となった利用促進が必要となってくると思います。


場外競艇券売り場建設計画を提示 京丹後市

2008-12-16 | 京丹後市

京都新聞(12月16日付)

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京丹後に競艇券売り場 建設計画、市が提示 議会で異論相次ぐ

京都府京丹後市久美浜町河梨の国道178号沿いに、場外競艇券売り場の建設が計画されていることが15日、分かった。市議会全員協議会で市が初めて示した計画概要に対し、議員からは設置に異議を唱える声が相次いだ。

市によると、公営のモーターボート競技を開催している兵庫県尼崎市から今年5月、小規模場外発券場(ミニボートピア)の設置意向が京丹後市に示され、同意を求められているという。6月末には河梨地区の区長名で同市に設置を求める要望書も出ている。

計画によると、「ミニボートピア京丹後」(仮称)の設置者は神戸市の情報サービス会社。約9,100㎡の土地に鉄筋コンクリート平屋建て(延べ床面積約1,300㎡)を建設。約180台収容の駐車場を備え、1日約300人の来場を予想する。建設予定地は、兵庫県との県境近くで住宅が点在し、東約2kmには中学校がある。

地元雇用26人を予定し、尼崎市から売り上げの1%が京丹後市に支払われる。「環境整備協力金」が年間約1,800万円、固定資産税約200万円などを見込んでいる。

この日の全員協議会で、議員から「青少年に不健全」「ギャンブル依存のまちづくりでいいのか」などの意見が出た。中山泰市長は経済効果を強調し、「教育環境や住居環境などに影響はないと考えるが、設置後も配慮が必要。尼崎市との交流など、まちづくりでも前向きに取り組みたい」と述べた。

京丹後市は今後、市民や議会と協議を進めるとしている。

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企業の半数、売り上げ減少 小浜商工会議所が経営実態調査

2008-12-14 | 小浜市

毎日新聞(12月14日付)福井支局版

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企業の半数、売り上げ減少 小浜商工会議所が経営実態調査

小浜商工会議所は市内企業を対象に、経営実態の緊急調査を行った。約半数の企業で売り上げが減少し、さらに減少が続くと予測している。

調査は11月7日~17日、従業員数4人以上の350社にアンケートを郵送し、150社から回答を得た。

それによると、8月~10月の売り上げが、以前と比べて減少していると答えた社は49.3%で、増加とした28.0%を大きく上回った。11、12月の予測でも58.0%の社が減少すると答えた。

経営上の問題点(複数回答)では、売り上げ不振が24.4%を占めた。収益の低下(22.0%)、過当競争(12.7%)と続き、景気悪化に加え、原材料高や大型小売店の出店などが経営に追い打ちをかけている現状が浮かび上がった。

国や県、市に対する要望では、公共事業の増加▽内需拡大政策▽大型店の進出制限▽技術力育成支援--などが上がった。一方で「末端はいいなりになるしかない」とする、あきらめの声もあった。

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「イナカー」が乗客伸びず苦戦 豊岡市営バス

2008-12-11 | 豊岡市

神戸新聞(12月10日付)

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市営バス「イナカー」 乗客伸びず苦戦 豊岡 

全但バス(本社:養父市)の大幅な路線再編に伴い休止された路線で、豊岡市が10月から運行している市営バス「イナカー」の利用者数が伸び悩んでいる。通園通学を除くと、市の最低需要基準「1便あたり1人以上」を満たさない路線が複数あり、市は「このままでは廃止や、スクールバスへの転換もあり得る」と、地域住民に積極的な利用を求めている。

9日の市会一般質問などで、市当局が明らかにした。市交通政策係によると、イナカー全13路線の利用者数は10、11月の2カ月で総計1万7,652人(11月分は速報値)。うち、市教委が定期代を負担する幼稚園児-中学生の「通園通学」が1万2,148人で、住民らによる一般利用は、5,504人にとどまった。

通園通学と一般の合計では、宇日日和山線、奥小野線、合橋資母高橋線以外は基準を超えているが、一般だけをみると、半分以下の6路線しか基準に達していないという。

イナカーは現在、最低1年間の実証運行期間中で、一般利用者数が基準を満たしているかどうかで存続や運行形態が決まる。同係は「『地域みんなで支えるバス』という意識を強く持って」と訴えている。

一方、この日の議会では「事前予約制の区間で、現在の前日予約を当日にするなど、利用促進のために何かできないか」との質問も出たが、市側は「住民からの声が少なく、検討できていない。情報提供を強化して意見を求めたい」とし、市としての利用促進の具体策は示さなかった。

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