毎日新聞(2月25日付)舞鶴支局版
---
京都弁護士会 舞鶴と福知山に法律相談センター開設 4月から
京都弁護士会は4月、「弁護士過疎」と指摘される舞鶴市と福知山市で法律相談センターを開設し、会員弁護士が週1回ずつ有料相談に応じる。府北部で初めて丹後法律相談センター(宮津市と京丹後市)が99年にできてから10年たち、船井・北桑法律相談センター(南丹市)と合わせ、府北部に5カ所が整う。
京都市など都心部には410人の弁護士が集中しているのに対し、地裁舞鶴支部管内には4人、同福知山支部管内にも4人しかいない。舞鶴支部管内(人口9万人)では06年に刑事・民事・家事などの事件が計1,521件、福知山支部管内では同1,134件あり、「弁護士1人当たりの事件数は舞鶴や福知山は多く、市民の法的需要はかなりある」と分析。府北部にも弁護士事務所はあるが、会が設けたセンターの方が市民が足を運びやすいとみて開設に踏み切ったという。
相談は舞鶴市西駅交流センター(同市伊佐津)で毎週火曜午後1~4時20分、福知山市立中央公民館(同市内記)で毎週月曜午後1~4時20分、いずれも40分5,250円で応じる(無料相談制度もあり)。予約は丹後法律相談センター(0772-68-3080)。
---