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福知山、柏原両検審が舞鶴、伊丹に統合 最高裁判所

2009-03-29 | 地域全般
検察審査会の権限が強化される改正検察審査会法が平成21年5月に施行されるのを踏まえ、最高裁判所は4月1日に全国201会ある審査会を165会に統廃合する。事件受理数の少ない50会を廃止し、近隣の審査会と統合する一方、多忙な大都市に所在する計14会新設するもので、各審査会の不均衡を是正し、各地域の中核市に所在する審査会に統合することで充実した審査ができるよう体制を整えるのが狙い。

検察審査会は原則、全国各地裁の本庁と支部の庁舎に置かれ、有権者名簿から選ばれた11人が不起訴事件の当否を審査している。現行の審査会の決議は検察官が起訴するかどうかを決める参考にとどまっているが、改正法が施行されると、審査会で2回「起訴相当」と議決された事件は必ず起訴されるようになる。

北近畿地区では福知山検審(福知山市)が舞鶴検審(舞鶴市)に統合される他、柏原検審(丹波市)が伊丹検審(伊丹市)に統合される。また小浜市など嶺南地方を管轄していた敦賀検審(敦賀市)も福井検審(福井市)に統合される。これにより北近畿に所在する検察審査会は舞鶴、豊岡、宮津の三ヶ所だけとなる。