北近畿経済情報

北近畿各都市の経済ニュースを紹介。

脳神経外科の手術・入院治療、再開へ 与謝の海病院

2009-11-11 | 与謝郡

毎日新聞(11月10日付)舞鶴支局版

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脳神経外科の手術と入院治療を再開 与謝の海病院

京都府は9日、府立与謝の海病院(与謝野町男山、内藤和世院長)で休止状態にあった脳神経外科の手術と入院治療を、27日から1年7カ月ぶりに再開すると発表した。

同科は08年4月、2人いた医師が1人になり、手術や入院治療に対応できなくなっていた。今年3月には、勤務医の退職に伴う医師の補充ができず、外来診療を休止していた。

京都府立医大と国立舞鶴医療センターからの医師の派遣で7月14日から週2度の外来診療を再開。さらに今回、京都第一赤十字病院の医師4人が府職員として併任のうえ、交代で与謝の海病院に勤務。これまでの2人の医師の応援も継続し、救急時も含め、手術や入院に対応できるようにする。火、金曜日だけだった外来診療も月、木曜日が加わり週4日体制になる。

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脳外科再開へ 舞鶴医療センターが支援 府立与謝の海病院

2009-06-30 | 与謝郡

京都新聞(6月30日付)

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脳外科、外来は14日再開 府立与謝の海病院 舞鶴医療センターが支援

京都府立与謝の海病院(与謝野町男山)の脳神経外科で、唯一の勤務医が3月末で辞職し、後任の医師が見つからず休診している問題で、府は29日、脳神経外科の外来を7月14日から週2回、再開すると発表した。

だが、脳卒中や事故による脳神経外科手術が丹後医療圏内でどの病院も対応できない深刻な現状は変わらず、府は脳外科常勤医師の確保を急いでいる。

府によると、再開する外科診療は、火、金曜の午前中。京都市在住の府立医大名誉教授1人と国立舞鶴医療センターの医師が交代で通い診療にあたる。

府立与謝の海病院の脳神経外科は、宮津市以北で唯一、脳疾患手術を行う救急告示病院の役割を担ってきた。しかし、昨年4月から脳外科医が1人となったため手術ができなくなり、脳梗塞などで救急搬送された場合、舞鶴市内の病院まで二次搬送する状況が続いている。

府医療課によると、現在までに脳外科対応の救急患者約40人を舞鶴市に二次搬送したが、搬送中の死者は出ていないという。

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毎日新聞(6月19日付)舞鶴支局版の記事によると、「府北部の住民には命に直結している。先日も脳いっ血で倒れた人が舞鶴市に運ばれて亡くなった。近くであれば助かったかも知れない」とのことで、常勤医師の確保は丹後地方にとっては死活問題です。

常勤医確保には、医師の過重労働に対する待遇改善とともに地域住民の意識改革も必要で、声高に医師確保を叫ぶだけでなく、コンビニ受診を控えるなど、住民1人1人の行動にかかっていると思います。


来月にも脳神経外科休診へ 府立与謝の海病院

2009-03-11 | 与謝郡

京都新聞(3月11日)

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来月にも脳神経外科休診 府立与謝の海病院 医師辞職

京都府北部の医療拠点・府立与謝の海病院(与謝野町)の脳神経外科で、唯一の勤務医が3月末で辞職し、後任の医師が見つからなければ4月以降、休診することが10日、分かった。同病院や府は、府立医科大などと連携して「医師確保に全力を挙げる」としているが、めどは立っていない。

府立与謝の海病院の脳神経外科は1994年、3人の勤務医で開設。宮津市以北で唯一、緊急な脳疾患治療を行う救急告示病院(府指定)の役割を担ってきた。しかし昨春、2人になっていた医師のうち1人が退職、診療は1人体制になっていた。

このため、診療日を週5日から2日に減らして対応。外来患者は昨年4月から今年1月末まで延べ1,769人で、1日20人以上。入院患者も1日6人程度になっていたという。

今後、休診する場合は入院中の患者2人の受け入れ先を探すとともに、外来患者に対しても事情を説明し、継続して診療を受けられるよう院内の他科や他の病院の脳神経外科を紹介する。救急診療については京都市消防局のヘリコプターなどを使い、診療体制が整っている京都市や舞鶴市内の病院に搬送して対応するという。

脳神経外科に通院している男性(83)=与謝野町=は「診療が休止になるのはとても心配。地域には病院が少なく、時間外でも診てもらえる先生が地域にいてほしい」と不安を口にした。府医務課の宮地徹課長は「休診した場合でも、継続して医師確保に当たり、見つかり次第再開したい」と話している。

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リフレかやの里 従業員15人解雇 

2008-07-17 | 与謝郡

京都新聞(7月17日付)より

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リフレかやの里 従業員15人解雇

与謝野町などが出資している第三セクターの株式会社「リフレッシュ丹後」は16日、営業を休止している同町金屋の温泉付き宿泊施設「リフレかやの里」の従業員15人を正式に解雇した。町は、新たな指定管理者を探す方針。

同社は1998年から同施設を運営。2006年から指定管理者になったが、重油高騰などもあり、累積赤字が約4,500万円に上る見込み。

このため、6月4日に町に指定管理者の取り消しを申請、今月1日から営業を休止していた。

同社は今月29日の株主総会で今後の会社形態や未払い金の返済方法などを決める、としている。

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新たな指定管理者が決まらない状況で、旧加悦町地域の活性化の核となる施設だけに、問題の長期化だけは避けなくてはならないと思いますが、果たして…。


リフレよさの里、営業休止 与謝野町の三セク

2008-07-02 | 与謝郡

京都新聞(7月2日付)より

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「リフレかたの里」三セクが営業休止 与謝野

与謝野町などが出資する第三セクター「フレッシュ丹後」(西原重一社長)が1日、同町から指定管理者として運営を委託されている与謝野町金屋の温泉付き宿泊施設「リフレかやの里」の営業を休止した。

同社によると、リフレかやの里の累積赤字が約4,500万円になる見込みで、6月4日に同町に指定管理者取り消しの申請書を提出していた。

リフレかやの里は、1998年にオープンした。同町は、指定管理者の取り消し申請を受け入れるかどうかを含め、対策を練っている。

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朝日新聞舞鶴支局版などの情報を総合すると、利用者に減少とともに、人工温泉を利用しており、時からの原油高により、燃料費が高騰。採算性が急速に悪化したため、撤退となった模様です。

与謝野町の今後の対応も現在のところ未定で、地域の活性化の核として期待がかかるだけに早期の営業再開が望まれます。