北近畿経済情報

北近畿各都市の経済ニュースを紹介。

「ベルテックス」が進出 来年8月操業 舞鶴喜多工業団地

2008-09-30 | 舞鶴市

京都新聞(9月30日付)より

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「ベルテックス」進出 来年8月操業目指す 舞鶴喜多工業団地

舞鶴市は29日、舞鶴喜多工業団地(同市喜多)に、プラスチック製品製造会社「ベルテックス」(本社:京都市南区)の進出が決定した、と発表した。新工場は来年2月着工、8月の操業を目指す。

同社が取得するのは、京都交通舞鶴営業所の西側約1万㎡で、分譲価格は1億1,000万円。10月1日に売買契約を結ぶ予定。

同社の舞鶴工場への初年度投資額は4億5,000万円。約2,000㎡の平屋を建設する。操業開始時の従業員は20人で、5年後には100人規模にする方針。

同社は「すでに綾部工場があり、生産拡大の弾みとなる。舞鶴工場だけで売上高10億円を目指したい」とし、市は「本市経済の振興につながる」と歓迎している。

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舞鶴喜多工業団地は、舞鶴港とも隣接する工業団地で、利便性が良いだけに㈱ベルテックスのような好調な企業に進出し、工業集積が進む事は大変喜ばしいと思います。

毎日新聞などの他紙の報道によりますと、舞鶴工場は主に医療用部品に使われる精密プラステックの製造・組立を行い、2期に分けて順次生産を拡大をしていく方針とのこと。

近畿と北陸を結ぶ舞鶴若狭自動車道や京都の背骨と言われる京都縦貫道の開通も2014年に迫る中、更なる企業誘致、工業集積に期待したいですね。


新庁舎建設地で賛否 朝来市役所

2008-09-23 | 朝来市

神戸新聞(9月23日付)より

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新庁舎建設地で賛否 朝来市役所

建設位置の検討が続く朝来市役所の新庁舎について、現在地での建て替えを含むかどうかで賛否が分かれている。旧朝来郡の合併協定書では早期建設がうたわれたが、明確な場所は定められなかった。市は学識経験者や住民らでつくる「市庁舎建設検討委員会」に対し現庁舎を含むエリアを提示したが、ここでも意見が分かれ、26日の第5回会合に結論を持ち越した。新庁舎の位置について、議論の経緯をまとめた。

「現在地での建て替えを明確に否定していたら、合併が破談になったかもしれない」

朝来市の幹部職員や市議らは異口同音に、合併協議を振り返る。

協議では、旧和田山町役場を当面の本庁舎、それ以外の三町の役場を支所とし、合併特例債が発行できる期間内にできるだけ早く新庁舎を建設する-との方針は比較的順調に決まった。しかし、場所については議論が紛糾。一定の場所を示す方針を決めた後、現在地や国道312号沿いで一本柳交差点-北近畿豊岡自動車道の和田山ジャンクション(JCT)など多様な意見が出た。

激しい議論の末、協定書には諸事情を十分に考慮し新市で速やかに検討するとしたうえで、「国道312号沿線が基本」と盛り込んだ。合併合意のリミットが迫る中、いずれの案にも配慮し、議論の余地を残す極限の選択だった。

この結論は、市庁舎建設検討委員会にも大きな影響を与えている。8月の会合で市は、国道9号と重複する部分も国道312号と定義し、一本柳交差点より養父市側を含んだことで、現在地が候補エリアに入った。

賛同する委員の一方で、「一般認識として重複部分は国道312号と呼ばない」などと現在地を除外する意見があり、意思統一が図れなかった。現在地以外での建築費と建て替え費用を比較すべき▽JR和田山駅に近い交通の利便性が高い▽合併協議とは状況が変わった-などの理由で、現在地を候補に含む提案もあった。

井上英俊市長は市議会などで、経済波及効果や新市街地形成などの観点から一本柳交差点-和田山JCT間を有力とする趣旨の発言をしている。一方で、財政面での不安や現在地周辺の商店街の空洞化などを理由に、現在地での建て替えや補修などを訴える市議も。現庁舎の地元からは昨年、現在地に残す嘆願書が出た。

市長の政治判断や議会での議決など今後も議論は続き、検討委の決定が最終的なものではない。しかし、井上市長は同委に対し「白紙の状態で委任し、結論を尊重したい」などと話しており、26日の結論に注目が集まっている。

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北近畿都市圏別人口(8月)

2008-09-22 | 地域全般

8月の北近畿各都市圏別推定人口

 

【舞鶴都市圏】 - - -11万0,287人    -57人

(舞鶴市、高浜町、おおい町)

 

【豊岡都市圏】 - - -10万7,432人       -31人

(豊岡市、香住町)

 

【丹後広域都市圏】 - - -10万7,406人    -40人

(京丹後市、宮津市、与謝野町、伊根町)

 

【福知山都市圏】- - -8万0,376人       74人

(福知山市)

 

【丹波都市圏】 - - - 6万8,889人        -9人

(丹波市)

 

【小浜都市圏】 - - - 4万7,543人          7人

(小浜市、若狭町)


3.3%減 夏休み観光施設入り込み 丹後地方

2008-09-20 | 地域全般

毎日新聞(9月19日付)舞鶴支局版より

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夏休みの観光施設入り込み 89万6,000人、3.3%減 丹後地方

丹後観光情報センター(宮津市)は、夏休み期間中(7月20~8月31日)の丹後地方の観光施設への入り込み状況をまとめた。全体で約89万6,000人と前年を約3.3%下回った。

舞鶴、宮津、京丹後各市。与謝野、伊根両町の見学施設、展望・休養施設、高原施設、温泉、道の駅、駐車場-など56ヵ所を対象に調査を実施。前年を上回ったのは、関西電力宮津エネルギー研究所丹後魚っ知館(宮津市)、丹後あじわいの郷(京丹後市)など19ヵ所。倍増や5割増など大幅に増えた施設はなかった。

観光施設の入り込み減少について同センターは「猛暑やガソリン代の高騰が影響したのかもしれない」と分析している。

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一部バス路線を廃止・減便へ 福知山市が承認

2008-09-18 | 福知山市

京都新聞(9月17日付)より

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バス減便など承認 福知山市交通会議

福知山市内を走る公共交通のあり方を協議する本年度第一回の「市地域公共交通会議」が16日、市中央公民館であり、バス路線の一部廃止や減便、変更などを協議。西日本JRバス(本社:大阪市)の園福線緑ヶ丘経由ルートの廃止など6議案を承認した。

行政やバス事業者、住民代表ら14人で構成し、この日は11人が出席した。

会議では、福知山駅発着で京都共栄学園高、緑ヶ丘などを経由する同ルート(平日朝1便運行)について、「駅南口完成で学校に徒歩で通学でき、利用客も少ない」などとして計7.7km中、3.4kmの廃止を承認。

京都交通(本社:舞鶴市)の堀環状線、川北線、岩間線の減便、兵庫県北部と市北部の上佐々木を結ぶ全但バス(本社:養老市)河野辺線の市側区間の廃止と、同バス金浦線(和田山-夜久野町小倉)の市側区間の減便を「利用者が少ない」などの理由で認めた。

また、大型店舗開店に伴う自主運行バス(中六人部バス)の路線変更も承認した。

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北近畿各地と京都・大阪・神戸など京阪神を結ぶ高速バスが好調な反面、路線バスはモータリゼーションの普及や地域の過疎化、ガソリン価格の高騰のよる運行コストの増大など日増しに厳しい状態です。

一度、路線が廃止されてしまうと復活は難しいだけに、「地域の足」を守るためにも、官民一体となった利用促進を図っていくしかないでしょう。


「あやバス」の新運行業者 「関西丸和」に決まる

2008-09-17 | 綾部市

京都新聞(9月17日付)より

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「あやバス」の新運行業者 「関西丸和」に決まる 年内、引き継ぎへ

綾部市内を走る「あやべ市民バス」(愛称・あやバス)の運行事業が、撤退を表明している京丹タクシーから、関西丸和ロジスティックス(本社:綾部市下八田町)に引き継がれることが16日、決まった。同日の市議会予算決算委員会で四方八洲男市長が明らかにした。

あやバスは市が運行を業者に委託して行っている。京丹タクシーからの契約解除の申し入れを受けて市は、現行の路線を維持しつつ予約型乗合方式をやめる全定時定路線での運行などの条件を示した上で、新たな運行事業者を今月4日から公募。これに関西丸和ロジスティクス1社が応募し、市の選考会で決定した。

同社は従業員718人(昨年度末現在)で資本金8,100万円。全国展開している総合物流企業「丸和運輸機関」(本社:埼玉県吉川市)のグループ企業で主に「桃太郎便」での一般貨物自動車運送業を営む。吉川市では関連企業が公共バスの運行も担っている。

関西丸和の市への提案によると、あやバスの営業所を綾部市桜が丘3丁目に置き、事業部として担当役員、運転手など計18人を配置。中型・小型バス6台、ワゴン型のコミューターバス4台の計10台を新車で導入する。導入費用を含めた委託契約料は京丹タクシーより3,300万円高い、年間1億3,800万円を求めている。引き継ぎの運行開始日はこれまでの方針通り12月25日。

四方市長は「委託契約料や運行開始日については、会社側とさらに協議して決めたい。あやバスの運賃はよほどのことのない限り据え置き、市民にとってよりよいバス運行を目指す」としている。

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毎日新聞舞鶴支局版(9月17日付)など他報道を見ると、全体では便数は減少する模様ですが、予約バスが定時化され、利便性は向上するとのことで、まずは一安心です。

あやバスは経営破綻した旧京都交通・舞鶴支社管轄の路線バスを引き継いで運行されている市民バス。あやバスになってから運賃を値下げ、増便などを行い、利用者数を伸ばしており、運行業者は代わりますが、今後とも「地域の足」として愛されるように期待したいですね。


福知山野花店出張所を閉鎖 京都北都信金

2008-09-16 | 福知山市

京都府北部を地盤とする京都北都信用金庫(本店:宮津市)はローソン内に設置されていたATM出張所である「ローソン福知山野花店出張所」を9月29日付けで閉鎖・廃止すると発表しました。

2005年11月に旧川口支店の統廃合に伴い設置されたATM出張所ですが、利用者の低迷とともに、ローソン自体が撤退することとなったため閉鎖となります。

コンビニとATMの組み合わせは、銀行等の支店統廃合が進む中、都市部を中心に急速に普及してきていただけに、府北部にも根付くかと期待したいただけに少し残念です。


ロシア定期航路開設 自動車輸出専用のRORO船活用 舞鶴港

2008-09-13 | 舞鶴市

毎日新聞(9月13日付)舞鶴支局版より

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ローロー船が初入港 週1便の定期航路 ロシア-舞鶴間

自動車や重機など自走できる積み荷をそのまま船内に乗り入れて運べる"ローロー船"「セブ・トレーダー」号(4,500トン、パナマ船籍)が舞鶴西港に初入港。輸出中古車約250台を積み12日、ロシア・スラビヤンカ港へ向けて出港した。運航する神原汽船カンパニー(本社:広島県福山市)は今後、ロシア-舞鶴間の週1便の定期で同船を活用するという。

近年、日本からロシアへの中古車輸出が盛況で、新潟や富山の港では月7,000~8,000台と飽和状態。舞鶴にもロシア向け中古車を運ぶ貨物船が多数出入りしている。

同船はクレーンで積み下ろす貨物船に比べて車へのダメージが少ない利点があり、走行距離が短く、比較的新しい車の輸出が伸びていることを反映して活用が広がっている。

舞鶴西港第2埠頭に接岸したセブ・トレーダー号は積載作業を終えて同日夕、出港。今村正平・府港湾事務所長は「今後も定期航路として続くことを期待する」と話した。

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舞鶴港の自動車輸出は近年大幅に伸びており、定期航路開設は貿易拡大に更に弾みがつくと期待されます。


舞鶴、豊岡に支店  北近畿地区 日本政策金融公庫

2008-09-09 | 地域全般

来月1日に国民生活金融公庫、農林漁業金融公庫、中小企業金融公庫の政府系3金融公庫と国際協力銀行が統合して誕生する「日本政策金融公庫」は8日までに、北近畿地区を舞鶴、豊岡の2支店体制とすること決めた。

店舗は国民生活金融公庫の舞鶴支店と豊岡支店を使用し、従来通りの国金業務を行う他、中小公庫や農林公庫などは当面、テレビ電話等を設置し、地域顧客の相談に対応する。

統合により、これまで京都・兵庫両県で一支店体制(京都(近畿)支店、神戸支店)だった中小、農林の両公庫にとっては実質的に拠点が増えることになり、今まで開拓できていなかった北近畿方面への事業展開を図る。

 


縦貫道効果 丹後海陸交通快速バスが所要時間短縮

2008-09-05 | 地域交通

京都新聞(9月5日付け)より

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快速バス、ルート一部変更 京都縦貫道 丹後海陸交通

丹後海陸交通はこのほど、快速バス(京丹後市丹後町間人~京都駅前、1日2往復)のルートの一部変更と新たな停車先を発表した。

京都縦貫自動車道の綾部安国寺インター-京丹波わちインター間(7.7km)が13日から供給開始されるのに伴い、同日午後1時20分京都駅発の同バスから同区間を利用し、所要時間を15分短縮する。

また「丹後庁舎前」(京丹後市丹後町)や「宮津高校」(宮津市滝馬)などの6停留所に新たに停車し、利用客の利便性向上を図るとしている。

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