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福知山線の利用促進を 丹波市でフォーラム

2008-11-04 | 地域交通

神戸新聞(11月3日付)より

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福知山線の利用促進を 丹波市でフォーラム 

「丹波の未来を考える鉄道フォーラム」が2日、丹波市氷上町本郷のポップアップホールで開かれ、市民110人がJR福知山線の利用促進について考えた。

兵庫県立大学の福島徹教授が基調講演で「2015年には丹波の高齢化率が3割を超え、鉄道の役割は大きくなる」と述べた。

地域ぐるみで鉄道を守る先進地として招かれたえちぜん鉄道(福井市)の取締役島洋さんは「2年5カ月、鉄道が止まり、バスで代行したが、出勤時間に間に合わない利用者が増えた。進学高校を変えた生徒もいた」と、生活と直結した鉄道の重要性を強調した。

地元企業、市民を交えたパネルディスカッションでは、丹波市春日町の矢持智子さんが「鉄道の維持は自分たちの問題としてとらえ、意識して利用するようにしたい」と話した。

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JR福知山線も、篠山口駅以北は利用者の低迷を続け、国鉄民営化後は約3割も減少しています。

地元では全線複線化を求める声は根強いものがありますが、JR西日本も民間企業である以上、採算が見込めない路線への莫大な投資はあり得ず、「乗って育てる福知山線」という沿線住民の意識が必要になってくると思います。なにはともあれ福知山線の活性化が望まれます。