木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

11月12日 日進市内行政視察

2007年11月18日 | 木祖村議会と議員
11月12日 終日、木祖村議会議員の日進市行政視察です。

【行程】
 岩崎城歴史記念館 → 赤池小学校 → 昼食 → 
 名古屋市交通局市営交通史料センター → 新図書館 → 
 中部電力(株)人材開発センター(電力資料館) → 愛知池企業団地他…

1:岩崎城の建築誌によると、この史跡は地元区民により古城址の整備・保存が要望され、土地所有者の協力によって町の史跡公園となった経緯があります。その後、日進町(当時)による発掘調査を経て城址公園に整備され、さらに城郭が建設されて現在の歴史記念館となりました。地元の岩崎区と岩崎財産区が建設諸費用を支出して城郭を建て、市に寄付したとの事です。地元の人々の郷土のシンボルに対する熱い想いが伝わってきます。
 展示内容的は、単なる岩崎城の歴史だけではなく、日進市郷土史料館といった感じになっています。


2:赤池小学校。日進市で8つめの新設校で来春開校予定です。日進市の児童数(人口)増加の勢いもさることながら、こう地価が高くなっては簡単に学校も作れないという都会ならではの事情を聞きました。児童数に対しグランド面積ななかなかとれないそうです。
 この赤池小学校の図工室には、今年試作されたばかりの木祖村産のカラマツテーブルと椅子が納入されることになっています。案内してくださった関係者の方々に対し、議長も副議長も「今後も是非、木祖村のカラマツを使った机と椅子を!」とセールスに余念がありませんでした。

3、名古屋市交通局市営交通史料センターは、視察スケジュールが少し早く進んだので、コース途上に急遽見学することになりました。元国鉄マンの武居議長:「俺はついにこの帽子をかぶることは無かったなあ…」

4、新図書館。来秋オープン予定ということで、実は個人的に最も興味があった見学先でしたが、車中からの概観見学のみで終わってしまいました(残念!)。
 日進市の図書館建設事業は、平成9年からの基金積立てに始まり、市民が係わりながら、平成14年公募市民や学識経験者・各種団体代表者で構成する「新図書館検討委員会」が設置されたとの事。
 近年の図書館建設は、地域の生活施設と捉えられるようになり、まちづくりの基礎と位置づけられる事が多くなっています。郡内には図書館がありませんので、木曽地域の生涯学習・社会教育という面からも、木曽にも必要な施設だと思います。


  

5、中部電力人材開発センター。かなり濃厚な展示内容です。史料館というよりも、理系・工学系(電気関係)には見るものが多く、まさに新人研修にはうってつけといった内容でした。専門博物館のあり方を目の当たりにしたような感じです。
 なお、木曽川水系の開発で上流域との関係が深い「福沢桃介」のビデオがよくまとめられていました。


 今回の行政視察では、事業内容よりも、それに取り組む現場や地域、地元や民間の力を学んだような気がしています。