黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

生存確認、しましょうか?

2014-09-25 12:01:49 | Weblog
遅い夏休みを送っています。

遠出するには半端な季節で、近場に出かけるにしてもお天気がいまいちで。
ネットのサービスでドラマやアニメを見たり、絵を描いたりして過ごしています。

これは、少し前に、数年ぶりに描いた牛の絵。


何事もなく、少なくとも自分自身の目にはそう見える退屈で安心な毎日を送っています。
安心?うーん、それは嘘かな。安全だね。うん、安心ではないよ。心は常にざわざわしているからね。

こういう日はどこにもいかないほうがいいよ。
でも、いつでも出港できるように、準備はしておいたほうがいいよ。

準備とは何か?

ロープ?脚立?遺書?
それとも航空券?パスポート?USドル?

安全な日々でも、そんなものはあっという間に覆ったりするし、手から離れて行ったり、置いてけぼりを喰らったりします。
例えば、納得できる美味しいものを食べるとか、ジョギングするとか、植木に水をやるとか。
昔の嫌なことを思い返して、怨嗟を紫色に燃やすとか、その燃え殻を永久に捨てるとか。
自分を痛めつけた過去を葬り、新しい未来を産湯使わせるとか。
個体とみなしていたものを、液体と認識しなおすとか。
大雨の日に窓を開け放ち、いいお天気と絶叫するとか。

なんでもいいの。
なんでも。

私にだって許せない人がいる。
この瞬間は許せないし、この先許せるかどうかもわからない。
それでも、それを過去完了の世界に閉じ込めて、進行形を刻んだりもできる。

その心構えと言うか、認識。
まだ、僕には足りないね。

もう少し、もう少し。

そのうち、牛の絵にも違う色を足すことが出来るようになるんじゃないかな。
コメント
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