夕暮れ電車
あんな電車 今 ないよ あんなホーム 昔から ないよ
それでも 走るよ 夕暮れ電車 夕闇の中を ゴトゴトと
次の駅は 思い出 その次の駅は 幻
そのまた次の駅は ないんだね
ほら来た 夕暮れ電車 あんなホーム無いのにな
ねぇ 乗ってみる? うん 乗ってみる
だって 夕陽が とっても 綺麗だもの
あら 懐かしい人 あら この人 どこかで会ったかな
夕陽が ギラギラ 眩しいね 何だか みんな笑ってる
何だか みんな あったかい 何だか みんな楽しそう
出発進行! 夕暮れ電車
ガタゴト ガタゴト あの人 次の駅で降りてった
ガタゴト ガタゴト その次の駅で降りたのは だぁれ?
ガタゴト ガタゴト 僕らは そのまま 終点へ
夕暮れ電車を 見かけたら 覚悟を決めて お乗りなさいませ
おわり
This novel was written by kipple
(これは小説なり。フィクションなり。妄想なり。)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます