おけいこを重ねたほどに…悩んで考えたほどに
鹿児島の「留袖・附下げコース」で学んでいるお二人は、今日も午後から相モデルでおけいこをされました。
楽しくおけいこを続けていらっしゃいます。
何処の世界でもそうですが、着付けの世界でも、その技術の深さは計り知れないほど…
ひとつの問題を解決すると、次の問題が目の前に現れます。
おけいこをすればするほど着付けの問題点が見えて、技術が下がってくるような錯覚さえ覚えるものです。
悩んでおけいこをくり返し、本人は気付かなくても技術は確実に進化していきます。
お一人は美容師さん、もうお一人は主婦の方ですが、これからは頭で覚えなくても、手が覚える段階です。
その為には、くり返しおけいこを重ねる事が大切です。くり返すことです。
そうすると、頭よりも手が先に動きます。
着付けを忘れる人は、身体が(手が)覚えていないからなのです。
つまり、お稽古や悩みが足りないのです。