昨日、
松田公太議員が参院予算委員会で、
辺野古基地問題について質疑をしました。
最大のポイントは、
松田議員と首相・政府側の「憲法理解」の対立です。
松田議員は、
1 普天間基地の移設先のような「国政の重要事項」は、
「法律事項」として、国会が法律という形式で定めるべきである。
2 また、辺野古基地設置法を作ることになれば、
特定の地方公共団体にしか適用されない法律なので、
憲法95条に基づき、地元の住民投票の承認が必要になる。
3 基地の場所について、日米で合意しなければならないのは当然だが、
それはあくまで対外関係であり、
国内での必要な手続きは、まだ踏まれていないのではないか。
このような憲法理解を提示しました。
これに対し、首相・政府は、
1 移設先は国政の重要事項ではあるが、
これはあくまで、行政の責任で政府限りで決めてよいことである。
2 政府としては、基地設置法案を作る予定はないが、
国会が議員立法で制定するなら、それはそれで構わない。
という憲法理解を提示しました。
どちらの憲法理解が魅力的なのか。
議員と首相が、国民に重要な問題提起をしてくれたと思います。
参議院インターネット審議中継のHP
2015.4.8 予算委員会3:06:00あたりから、ぜひ、ご参照ください。