日々徒然なるままに

日々感じたことを書いていきます、よろしくお願いします

叔母を見送りました

2020-12-20 19:08:14 | 日記
こんばんは。
相変わらず寒い日が続きますね。
今日はおそらく県北は一日雪だったのではと思います。


 
                           



                              



                                 



                                 



                                  
   (遠方は霧が出ていたようです この後はこの山の上はずっと雪雲に覆われていたようでした)



昨日書いておりましたように叔母の葬儀、といっても葬儀用の祭詞を我が家の神殿ではなく、御霊舎(みたまや)の前に叔母の
御霊を呼ぶ形で執り行いました。
いわゆる遺体が無いのに出来るのかと言われそうですが、神道では遺体、つまりは亡骸でもあり既にそこには魂、御霊は居ないもの
として考えます。
ですので昨夜、昨日の段階で葬儀場となるはずだった葬儀会館に安置しております叔母の遺体に小さな榊を持って参り、それを
依り代として御霊を依り憑かせて持ち帰りました。
それを御霊と見立てて昨夜は通夜祭等を致しました。
そうは言っても本来ならばご遺体の前に様々な物を設えてそれ相応に儀式の体を成します。
今回は申したように弔問の数、また予算等の関係も含めて非常に簡略化した形での葬儀と致したものです。
先だって義姉の折にも似たような形で執り行ったのと似ておりますね。
どなたも参らないということで、叔母と私の二人だけ、本当にごく身内のみの葬儀です。
叔母の息子がおりましたが、叔母より先、1年程前に亡くなっておりそのような意味合いからも身内は叔母の弟の叔父と私ですること
になりました。
叔父は申すように高齢の為、昨夜遅くにやっぱり大阪から車で息子と行くわと電話してきておりましたが、80を過ぎた人に
ご足労願うのは今の時期尚の事止めておいた方がいいよと強く固辞しておきました。
また墓のある地域に叔母らの親戚縁者もおられるようですが、これもまたどなたもご高齢でありやはり現状では葬儀に出席して
頂くことは止めた方が良いと、結局は先に書いたような叔母と私の二人のみということに落ちついた訳ですね。
なんだか少し気が抜けた感じがしないでもなかった昨夜ですが、そんな気を取り直して装束に着替え、祭文を奏上致しました。
つい先日同じように義姉の御霊の御前でこのようにさせて頂いたようなぁと感じつつもの事でした。



                              



                               
                                (本当はもっと尖った三日月ですがスマホで撮るとこんなものです;)



一夜明けて今朝は昨夜の通夜祭に続いていわば本葬の祭詞を奏上致します。
尚これも本来ならば、その方がいつに生まれて次にどうして・・・と順を追って亡くなるまでのことを事細かに伺い御霊の御前で
申し上げるのですが、この度はそのようなことを聞く術もありませんので何も致しておりません。
それでも一通りの祭詞を奏上し、葬儀とさせて頂きました。
終わると昨夜同様、何かしらホッとするというよりもむしろ気が抜けたような思いがするのはどうしてかなと感じましたね。
これがどなたかに葬儀をして頂き、それを受ける側に立つのならばそんな思いにはならなかったのかなと考えたり。
なんにしても一通りのことは済ませ、後は午後から火葬場にて叔母の遺体を迎えることと致しました。



                              



                                 



火葬場では自分と昨日の保護司さんとで叔母を見送りました。
本来なら叔母が亡くなった時点で保護司としての役目は終えられるようですが、何かと他の問題もありこのようにして同席して
頂けることとなったようです。
保護司が付くという事自体、あまり宜しくない状況であったのは否めない事実ですし、お話を伺ううちに、いやそれは・・・と
此方もどうするもんかねぇ;という気持ちになっておりました。
しかしこうなっているのは事実ですし、致し方のないことです。
こなしていかねばと思うところですね。
その話の前にこれも先日の義姉の折同様、最後のお別れの前に棺の中へお花を入れてあげ、叔母の顔を撫でてみました。
化粧はしてもらっておりませんでしたので顔色はそのままですが表情は穏やかで、ともすればこのまま目を開けるのではないかと
思えるような顔でした。
穏やかに逝けたのなら何より、そう感じた事でした。
棺の前にて最後の祭詞を奏上し、葬儀では出来ませんでした「お発ちーー」の声と共に棺の縁を杓で一振りして音を立て、送り出
しました。
以前にも申したかと思いますが、こうすることで亡骸であるこの身体に二度と再び戻って来るなよと促す意味があるのだそうです。
そのようなことをして叔母との最後の別れを致しました。
僅か二人だけでの見送りとなりましたが、それでもこうして送ってあげられたことは何よりであったと思うところです。
その後に冒頭のようなお話をあれこれと聞き、いやそれは・・の話になる訳ですけども。
ひと一人、この世からいなくなるというのは主人の折にも感じましたが何かと大変だよねぇと思う所ですね。
今回はまだ悲しいというよりも、事務的な今後の手続きが煩雑でその事の方へ頭を使いそうです。
どなたもこの部分は同様でしょうけれど、身内とはいえ叔母、けれど近しい身寄りが居ないとなれば自分が場所的にも一番近い
場所にいる以上、なさねばならぬのだろうなと思うところでもあります。
それ以上に一番はこの叔母のお骨と先に逝った叔母の息子のそれも併せて、どうするかねぇというところでしょうか。
お墓はありますが、誰も継ぐ者がいない以上、本当にどうするのかという感じです。
なんだか今の日本で色々と言われている事柄を身をもって体験させてもらえてるのかもしれません;。



                             



                            



全て終えて最後は駅へ向かいますという保護司さんをそこまでお送りさせて頂いて自分も帰宅しました。
身体的にはそれほど疲れることをしたのではありませんが、何かしらやはり疲れたなと感じますね。
当たり前かもしれませんけれど。
まだもうしばらく叔母の後始末はありますが、それも叔母のある種の形見と良い方へ考えて対処していきたいと思います。



                            



叔母の葬儀等について綴らせて頂きました。
明日からは一応元のように戻れるかと思います。
お付き合い頂きました皆様、有難うございました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする