日々徒然なるままに

日々感じたことを書いていきます、よろしくお願いします

一斉清掃の日

2017-06-04 21:57:29 | 掃除とか
こんばんは。
今日はよく晴れて気持ちのよい一日でした。
湿気がないので、気温が上がっても暑さもさほど感じずに済んだようです。
そんな日の朝日がこちら。
ぺっかり、というように輝いていますね。

                             

そんな今日、この辺りは一斉清掃の日でした。
年に二回、春と秋に自治会で自分達の住まう近隣を綺麗に掃除します。
自然に囲まれた地域ですが、その分川があったり、道端の草が生い茂ったりと結構手間がか掛かります
それらを皆さんで手分けをして掃除していきます。                 
先日、少し離れた場所へ蛍の飛び交う処が整備されていたけれど、水害で駄目になったと申しましたが、この辺りにも一箇所そのような所が
実は設けてありました。
川から流れを引き込み、小さな池を作ってそこへ有志の方が蛍の幼虫のカワニナを放しておられました。
ですが、この場所もやはりその時の水害で川からの水や大量の土砂が流れ込み、見る影が無いほど無残にも壊れてしまっておりました。
その場所も、昨年辺りから手を加えられ多少はよくなってきていますが、まだまだ蛍が飛ぶほどの回復にはなっていないようです。
住まいに近いところ、或いは暮らしに直結するような場所の復旧はさすがに急がれますが、そうでない処はどうしても後回しになるの
かもしれませんね、仕方のないことだと思います。
それでも、皆さんと共に汗を流しながら掃除をし、綺麗になった処を見るのは気持ち良いものです。
これからまた夏を迎え、やがて秋が来る頃にはまた草も伸びているのでしょうが、その頃にはまた掃除の季節となり同じように草を刈ったり
掃除をしていることでしょうね。

                            

日本のどこでも、大概そのようなことをしておられることと思います。
取り立てて申し上げることもない、日常の一こまと言えるかもしれません。
しかし、地域によってはその掃除も出来ない場所があるのでは、とも思います。

                            

東日本大震災、殊に原発の事故で未だに避難区域となっておられる場所です。
今年に入ってからか、その範囲はかなり狭められたようですが、それでもまだまだ足を踏み入れられない場所もあると聞き及んでおります。
人々がそれまでの生活の中で、手を加え大事に育てて来たであろう多くの農産物或いは家畜など、あの大惨事の後、人が入れなくなった処
では、それらの飼われていた牛や豚等が逃げることも、餌も与えて貰う事も出来ず無残に死んでいったとも聞いております。
飼われていた犬や猫のなかでも、自らが逃げられることが出来たそれらの動物は今でもなのかどうか野生化しているとも聞きます。
(一部は心ある方が捕獲という形で保護をし、今は幸せに暮らしている動物もいるのも事実です)
そのような地域は人が入らない、入れない分、手が加えられないが故に何もかもがそのまま野放図になっている、ならざるを得ないのだろうな
とも感じますけれど。
かつては、人々が普通に暮らし日々の生活を営んでいたであろうその場所。
人が住まうことで日常的に手を加えられていた場所も、今はその面影もないほどの草が伸び放題となり、かつてはそこが駅であったかどうかすら
わからない箇所もままあるとも聞きます。
警戒区域の解除となった地域の方が久しぶりで自分の家に戻ったとき、その家は主が居なくなった代わりに鼠や野生の動物達の住処に成り果てて
いたともいいます。
いくら自然が素晴らしいとはいえ、一度人間がそこに住むことで手を加えていたならば、つまりはそこに生活があったのならば、やはりそれまで
同様に手を掛けていかなければ、その姿は痕跡も留めぬほどに朽ち果てるのかもしれない、そう感じます。
当たり前といえば、当たり前のことなのかもしれません。
ですが、感傷に浸るだけではどうにも前にも進んでいかないことも、また事実だと思います。
そこへ帰還しようとされておられる方々にとっては、これからが、より長い道のりであられるのかもしれません。

                              

広島からは遠い東北の地です。
まるで何も存じ上げない人間が、さも知ったかのような軽口を叩けるような事柄ではないのはわかりきった事実です。
生意気に物申せることでは決してありません。
ですが、そこへ今一度住もうと決意された方々が、いつの日かまた皆さんが集われて同じように草を刈ったり、自分達の行きかう道を掃除
される時がくれば、どんなに嬉しいことだろう、そう思います。
申したように、帰還出来るといわれても単純に喜べることばかりでもないでしょうし、事実大変な部分のほうが多いとも感じます。
一言で、そうなって欲しいなどど簡単には言えないことの方が少なくないとも思います。
それでもやはりいつの日か、皆さんが掃除を終えた気持ちの良いその場所、その街でにこやかに笑っておられれば、と願う思いです。

                              

いつにも増しての、纏まりの無い文章の羅列、また失礼なことばかりを書き連ねたようになってしまいました、申し訳御座いません。
それでも、この同じ国に住まう皆さんの笑顔が一つでも増えますよう、そう思います。


今日もこのブログにお付き合い頂きまして、有難うございました。


                              
コメント
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