心の旅紀行

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岸田文雄総理の世界戦略は世界の課題を解決しない

2022年08月16日 | 世界

昨日、岸田総理は、全国戦没者追悼式で、「我が国は、積極的平和主義の旗の下、国際社会と力を合わせながら、世界が直面する様々な課題の解決に、全力で取り組んでまいります」と式辞を述べました。

積極的平和主義とは安倍晋三元総理が使った言葉で、国民を欺瞞する言葉です。軍事力の均衡による戦争の回避という古くさい戦後の強大国同士の対立策を、国民が好む「平和主義」というオブラートで包んだ言葉です。自分の言葉で話せなかったことは、岸田総理が世界戦略に信念がないことを示しています。失敗続きだった無法無能総理、安倍元総理の後継者にすぎません。

国際社会と力を合わせながらとは、あまりにもあいまいな言葉です。常日頃、アメリカとの同盟強化をうたっているのでアメリカと力を合わせという意味でしょう。そのアメリカは、国連を軽視し、軍事力で世界支配を試み、現在も戦争戦略を続け、世界支配に成功するどころか、世界中に戦争を拡散し、自分は無力化しつつあります。世界に不法が充満するようになりました。

こんな世界戦略でどうして世界が直面する様々な課題の解決ができるでしょうか。反対に日本は戦争の渦中に入って課題を大きくします。

天皇が言うように、戦前戦中の日本の外交を深く反省し、戦争の放棄を信念とし、万世の太平を希求し、当面、国連を立て、真の平和主義に立つ国々と連携して強大国を浮き上がらせる世界戦略をとった方がはるかに課題縮小化に貢献します。それができないなら、静かに中立でいた方がまだ課題を大きくしません。

アメリカも中国もロシアも世界を平和にする国ではありません。戦争国です。国際社会と呼べるような国ではありません。日本が入ってはいけない無法世界です。

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