心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

アメリカもロシアも中国も戦争で疲れるだけ

2022年08月05日 | 世界

アメリカは西アジアで20年戦争を行い、休む間もなくロシアのウクライナ戦争に関係、無償で武器弾薬をウクライナに供給しています。その間、財源不足に悩まされ、民生への予算は不十分でアメリカの人々の不満がこうじています。今、アメリカはスタグフレーションの恐れが大きくなっています。

そこへ中国の台湾侵攻計画です。アメリカ軍は、中国の実弾訓練空海域に軍艦や軍用機をあえて入れて中国の訓練妨害を行うかと思ったが、遠巻きに訓練を観察している状態です。中国はやったという思いでしょう。ペロシアメリカ下院議長のアジア歴訪は、アメリカの力強さを中国に見せつけたとは到底言えません。台湾がアメリカに期待できることは負けない程度に武器弾薬の供給を受けること、情報・戦略・戦術で協力を受けることなどではないかと思います。

アメリカの同盟国は、ロシアからエネルギーを輸入することをやめるなら他からエネルギーを調達しなければならないが、アメリカもほかのエネルギー産出国も余裕がありません。それならロシアからエネルギーを輸入し続けると言っているようです。そう言われてもアメリカはどうすることもできない状態です。

今日驚いたのは、アメリカとの同盟を強化すると言っている日本が、新会社経営になる「サハリン2」に継続資本参加したいと言い、どうやらアメリカの了承を得たと思われることです。

アメリカ同盟、あるいはG7は一枚岩ではありません。世界多極化は顕著です。

それではロシアはどうなるでしょうか。アメリカと同様、戦争に疲れます。ロシアの人々の貧困化が進みます。ウクライナ戦争を続けたいロシア人はいないでしょう。中国はどうでしょうか。戦争を始める前からすでに経済は縮小です。台湾と戦争することを望んでいる中国の人々はいません。中国の人々にとって台湾は迷惑どころか、人的交流、経済交流で役立っている地域です。台湾の脅威を感じているのは中国共産党だと思います。

 

 

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台湾管理の金門島、馬祖島に異常なし

2022年08月05日 | 世界

金門島、馬祖島は、台湾本土から非常に遠く、中国大陸には非常に近いところにあります。その両島が無事です。昔は両島は台湾にとって重要な軍事拠点であったが、今は、中国とも人的交流、経済交流が盛んで、双方相手国が迷惑という状態ではないようです。

中国が両島をあまり問題にしていないということもあるかもしれませんが、両島の現状は、中国の動きを推察するのに多少役立ちます。

今回の中国の実弾軍事訓練は直接台湾本土を攻撃することを目的としたもので、台湾を囲むように訓練区域が設けられています。これは台湾にとっても世界にとっても大変迷惑な訓練で確実に中国は信用を落としました。中国は「やった」と思っているようですが、予測が甘いと思います。「やられた」という結果になる確率が高いと思います。

東アジアの平和づくりにおいて中国の動揺は非常に困った問題です。

沖縄に一番近い訓練区域は日本が主張するEEZが包含されており、昨日は5発も弾道ミサイルがEEZに着弾したそうです。「日本に配慮なき中国」がさらに明確になりました。日本の中国との経済交流は縮小します。日本が受ける悪影響は非常に大きいと思います。中国経済依存度を下げる経済政策がますます重要になり、日本はさらに苦しくなりそうです。何とかなるではなく、積極的な技術開発と国内生産が重要施策と思います。不足が予測されるものについては果敢な投資を希望します。

岸田文雄内閣は中国に対し軟弱だと批判する人が増えていますが、岸田総理が戦争指導者で日本が勝てるか想像してください。大半の日本の人々は無理と思うでしょう。日本は「戦争しない」が正解です。興奮してはいけません。

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