ロシアは、ウクライナ戦争をやっているので演習規模は大幅に縮小するそうです(2018年 30万人、演習箇所13。今回5万人規模、演習箇所7)。しかし、択捉島や国後島の演習場では演習を行うそうです。
今回の演習には、前回に続き中国もインドも参加するそうです。両国はロシアからのエネルギー輸入を大幅に増やしており、ロシア経済を支える形になっています。岸田文雄総理は、インド・太平洋戦略でアメリカ、インド、オーストラリア、日本の同盟関係(クワッド)が形成されたようなことを言い、これは安倍晋三元総理の功績とほめていますが、現実は国と国の関係は複雑です。
インドはロシアから大量の武器を輸入していることを忘れてはいけません。中国国防省は、参加の理由について、各国軍との協力強化や安全上の脅威への対応能力の向上をあげています。インド、中国、ロシアは新興国仲間という仲間意識があります。
インドが中国・ロシアを制裁する側に回ったと思うのは間違いです。
日本はアメリカとの同盟を基軸にして世界秩序を形成すると言いますが、形成できないと思います。同盟で割り切れる世界でも、時代でもありません。